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技術を体系的に見渡せる次世代のエンジニアを目指せ


ITエンジニアがキャリアパスを描く工程は、ITという「ジャングル」の中で地図もコンパスも持たずにさまようようなものだ。そこから抜け出すには、「ジャングルを上空から眺める」こと、つまりは「技術全体を体系的にとらえ」「俯瞰(ふかん)して見渡せる目」を持つことが大切になる。その目を持てるような教育を実践しているのが、稚内北星学園大学・東京サテライト校だ。そこで、技術を体系的に学ぶことの重要性について丸山不二夫学長に伺った。


 

「付け焼刃」の技術はスキルにもキャリアにもならない
技術トレンドを俯瞰し体系的に学ぶことで土台を築け

 「あなたはどうやって技術を身に付けているだろうか」

 この問いに、多くのITエンジニアは、「プロジェクトで必要になったときに身に付ける」と答えるかもしれない。しかし、それでは体系的に技術を身に付けることにはならない。または「セミナーやトレーニングコースに参加して技術を身に付けている」と答える人がいるかもしれない。しかし、こうした方法で知識や技術をいくら積み重ねても、ITエンジニアとしての本当の力にはならない。

 つまり、技術のトレンドまでを踏まえて、技術全体を俯瞰するように体系的に学ぶ必要があるのだ。多くのITエンジニアに必要なのは、技術を体系的に学べる環境である。

 すでに現場で活躍しているITエンジニアが、通常の勤務を継続しながら大学3年生に編入し、JavaやLinux/UNIX、ネットワーク管理といったIT関連の最先端技術を体系的かつ実践的に学べる「場」を提供してくれるのが、稚内北星学園大学・東京サテライト校だ。

 「Javaが登場したのは約10年前。J2EEは1999年、Webサービスは約5年前です。いまではJava、J2EE、Webサービスは『ITエンジニアの必須項目』です。が、例えば20代後半のITエンジニアで5年前に大学や情報系専門学校を卒業した人は、そういった技術をしっかりと学ぶ機会はなかったはずです。企業に入ってから現場で学んだか、独学したか、あるいはJavaもJ2EEも使わない仕事をしているか。

 いずれにしても、現場で活躍しているITエンジニアの多くは、求められている技術を『体系的に学んでいない』し、そこから発展する『最先端の技術に触れる機会』も少ない。その場を提供できるのが東京サテライト校なのです」(丸山不二夫学長)。現場で活躍しているITエンジニアが働きながらも「大学に戻って」最先端技術を体系的・系統的に学ぶことができるのだ。

 

最先端技術を学ぶだけでなく「実践」もする
だから本当に「自らのスキル」として体得できる

 ここで、東京サテライト校のカリキュラムを簡単に紹介しよう。入学すると大学3年生へ編入される。3年生では基本的にJava、XML、Linux/UNIX、IPv6などのIPネットワークなどITを支えるオープン技術を基礎から幅広く学く。4年生では卒業に向けての卒業研究を行うこととなる。

 ただ、実際には現場で活躍しているITエンジニアが入学してくるため、その知識やスキル、経験もまちまちである。基礎から学びたい学生もいれば、専門性を極めたい学生もいる。そこで、3年生、4年生の垣根はあまり厳密ではなく、「学びたい内容を学生自らが選択して学べる」というスタイルだ。

 また、社会人であれば仕事などで講義を休まざるを得ないこともある。そんな場合にも、講義で使われたテキストや問題などはすべてWeb上にも用意されているので、いつでもeラーニングで学習することができるので、不安になることはない。終了した講義もインターネットで視聴できるeラーニングのシステムが整備されている。

稚内北星学園大学 学長 丸山不二夫氏

 実際に東京サテライト校ではどのようなテーマを扱っているのだろうか。その内容は東京サテライト校の大きな特色でもある「丸山・浅海ゼミ」を見ると理解できる。

 これは、丸山学長と東京サテライト校教授で自らもシステム開発会社を経営する浅海智晴氏によるゼミで、「とにかく『最先端』の技術をどれだけ授業として提供できるか」にこだわっているのが特徴だ。その言葉どおり、Grid、WSRF、EJB3.0、BPEL、JBI(Java Business Integration)1.0、SOAに関連した最先端技術などの技術がテーマとして取り上げられ、どこよりも早く講義を受けられるほか、丸山学長や浅海教授らとの自由なディスカッションで新技術への理解をさらに深めることができる。

 「JavaやSOAで世界の最先端の技術を体系的にカリキュラムとして提供しているのは東京サテライト校だけでしょう。このゼミでは開発・実装だけでなく、上流工程の設計方法にも注力しています。例えば企業から実案件を受注し、EJB3.0とJSFを用いて、システムの設計から実装までをゼミ生で手がけました。実践的な演習も行っています」(丸山学長)。最先端技術の講義を受けるだけでなく、実践的な演習で体得することもできる。それが東京サテライト校の魅力なのだ。

 このゼミには3年生でも参加できるし、ゼミ生の興味・関心を中心に講義内容が柔軟に設定されていくのもユニークだ。「多くのITエンジニアは新しい技術に触れる機会が少ない。自分で勉強しようにも、何をテーマにしてどう勉強すればいいのかにも悩む。にっちもさっちもいかない『閉塞感』を感じているのが実情ではないでしょうか。東京サテライト校なら新しい技術トレンドを的確にとらえたカリキュラムが系統立てて提供されるので、働きながらでも効率的に学習できます。そして何よりも同じような悩みを持ち、現状を打破しようという強い意志を持った仲間ができる。それが将来の大きな財産になるはずです」(丸山学長)

 

卒業生を中心に「自立したエンジニア集団」を育成し
日本に「技術ドリブン」のシステム開発を浸透させたい

 この「将来の大きな財産」という言葉に、実は深い意味が隠されている。丸山学長は、東京サテライト校が目指しているのは「自立したITエンジニア」の育成であるといい切る。いま、流行の言葉では「フリーエンジニア」に近いかもしれない。「2004年4月に東京サテライト校が開校して2年目に入り、2006年3月には初の卒業生が誕生します。将来的には卒業生同士で、東京サテライト校で学んだ最先端技術を生かして、より効率的なシステム開発を請け負ったり企業に提案したりする『共同事業体』や卒業生コミュニティなどを作っていきたい」(丸山学長)という。

「卒業生を中心に『自立した』技術者集団をつくりたい」と語る丸山学長

 システム開発の現場では、最先端技術によるシステム開発の提案は実際には受け入れられにくいという現状がある。信頼性のある「枯れた技術」でシステムが構築できるのであれば、その方が安心だからだ。

 「システム開発の現場で新しい技術を提案するとリスクはすべてITエンジニアが背負わなければならない。ITエンジニアはせっかく学んだ知識や技術を生かす仕事に恵まれない。提案すらできない。結果的には意欲をも失ってしまう」(丸山学長)。

 確かに欧米のように画期的な技術力で急成長するようなベンチャー企業が育ちにくい日本の実情を見ると、それも納得できるようだ。「東京サテライト校の卒業生が中心になって『新しく優れた技術による』『新しいシステム開発』を提案していく『自立した』技術者集団」がつくれれば、『技術がシステム開発の現場をけん引する』という技術ドリブンのシステム開発が実現できる。

 それも『wakhok(ワクホク)』ブランドで。そうなれば日本のIT業界も変わる。「次世代のシステム開発を変革できる自立したITエンジニアの集団を育成することこそが東京サテライト校の使命であると考えています」(丸山学長)

 

苦労しているITエンジニアがハッピーになるチャンスを
それこそ「wakhok(ワクホク)」の最先端教育の目標

 さて、東京サテライト校では、その理念を実現すべく世界的なIT企業とのコラボレーションを積極的に展開しているのも特徴だ。サン・マイクロシステムズ、日本オラクル、IBM、シスコシステムズなどとの共催による最先端のIT関連セミナーは「wakhok」シリーズとして世界的に高い評価を得ている。

 2005年11月に開催されたJavaOne Tokyo 2005では、丸山学長の「レクチャーシリーズ」が会期中のセミナー・トラックで入場者数で上位を独占。先端的な取り組みが国内外で高く評価されている証左となった。

 今後もサン・マイクロシステムズや日本オラクル、IBMなどとの協力を継続し、最新の技術・製品のドキュメントの翻訳や教育コースの作成などを手がけていき、新しい技術をビジネスに結び付けたいアーリーアダプタ向けに提供することも進めていく。

 世界的なIT関連企業との連携により、例えば日本オラクルの佐藤直生氏のような大手ベンダのエバンジェリストが教員として名を連ね、企業の第一線で活躍する立場から最新技術についてのレクチャーを受けられるといったことも東京サテライト校の大きな魅力だ。

 ところで、東京サテライト校では2006年4月入学の学生の募集を実施している。詳細は以下のURLで確認いただきたい。

 丸山学長は「東京サテライト校を開校して2年あまり、多くのITエンジニアと語り合ってきた中で『日本のITエンジニアはあまりハッピーではない』ことを痛感した。いってみれば『現代の精神・肉体労働者』である。現場で苦労しているITエンジニアに先端技術を体系的に学び『自立できる力』を身に付けてもらいたい。そのための教育こそ大学の役割」と語る。興味のある方は、ぜひ詳細情報を確認していただきたい。

稚内北星学園大学
東京サテライト校 体験入学・説明会
稚内北星学園大学東京サテライト校の目的・カリキュラムなどの説明を受けることができるとともに、 東京で展開するセミナーや講義の「一日体験」ができます。 詳細は東京サテライト校ホームページにてご確認ください。

■参加方法

稚内北星学園大学 東京サテライト校ホームページ内のお申し込みフォームよりお申し込みを御願いいたします。

※聴講歓迎※
ご入学意志の有無に関わらず、多くの方にwakhokのIT教育コンテンツをご体験いただきたいと思いますので、東京サテライト校への編入学を考えていない方の聴講も歓迎いたします。

提供:稚内北星学園大学
企画:アイティメディア株式会社
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2006/1/15

【最新】東京サテライト校 学校説明会
■学校説明会日時
2008年1月13日(日)
2008年2月16日(土)

■内容
(下記スケジュールは1/13実施分です)
12:30-13:00 受付
13:00-14:00 東京サテライト校に関する説明
14:00-15:00 体験講座「技術者は何を学べばいいのか」
15:00- 個別進学相談会、東京サテライト校授業見学(希望者)

詳しくは、東京サテライト校学校説明会のページをご覧ください。

■お問い合わせ
稚内北星学園大学 東京サテライト校
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階
TEL 03-5297-5520

■参加申込み
東京サテライト校説明会
稚内北星学園大学
稚内北星学園大学 情報メディア学部

■本校
北海道稚内市若葉台1丁目2290番28
電話:0162-32-7511
FAX:0162-32-7500

東京サテライト校
東京都千代田区外神田1-18-13
秋葉原ダイビル
<交通>
JR秋葉原駅電気街口 徒歩1分
東京メトロ銀座線 末広町駅 徒歩3分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 徒歩4分
つくばエクスプレス 秋葉原駅 徒歩3分
東京サテライト校
一日体験・説明会
■説明会
稚内北星学園大学東京サテライト校の目的・カリキュラムなどの説明を受けることができるとともに、 東京で展開するセミナーや講義の「一日体験」ができます。 詳細は東京サテライト校ホームページにてご確認下さい。

■日時
2006年1月15日(日) 終了しました
13:00〜17:00
■内容
・丸山学長による体験講座
・東京サテライト校に関する説明
・進学相談会
・東京サテライト校授業見学

■対象者
・スキルアップしたいIT技術者の方。

・IT産業で働きながら、オープン系の標準技術を基礎から学びたいと考えている方(例えば、COBOLやVisual Basicで開発をしている方)。

・ IT産業で働きながら、技術の幅をもっと広げたいと考える方(例えば、仕事ではネットワ ーク構築をしているが、Enterprise Javaといったデータベースやプログラミングの技術も学んでみたい方。あるいは、その逆の方)。

・ IT産業で働きながら、新しい技術に対応して一層のスキルアップを図りたい方(例えば 、現在業務で行っている技術が、陳腐化しつつあるのではと不安を感じている方)。

・ ITを基礎から学びたい方、別の職場で働いているが、ITベンダ系の資格を取得してIT技術者へ転進を図りたい方。

・ 短期大学、高等専門学校、各種専門学校を卒業しているので、IT技術を学び、大卒の資格(学士)を取得したい方。

・ ほかの大学に在籍しながら、自分の大学では対応していない新しいIT技術を学びたい方(対面授業は休日開講が基本です。編入生ではありませんが、ダブルスクールは可能です)。

※聴講歓迎※
ご入学意志の有無に関わらず、多くの方にwakhokのIT教育コンテンツをご体験いただきたいと思いますので、東京サテライト校への編入学を考えていない方の聴講も歓迎いたします。
「東京で働きながら、新しいITを学ぶ」
東京サテライト校
2006年編入学試験
稚内北星では、IT業界で働く、あるいは働こうとする社会人を主な対象として、2004年度から 「東京サテライト校」を開設し、3年次への編入学生を受け入れています。
ブロ―ドバンド技術も利用しながら、単なる遠隔教育を超えて、 東京サテライトでの対面授業を重視した、全く新しいスタイルの大学教育が行なわれてます。
東京で働きながら、稚内北星の教育コンテンツを受けることができます。

■編入学試験
【出願期間】
4期  2006年1月16日〜1月30日

【試験日】
4期 2006年2月5日(日)

※終了しました

■試験会場
稚内北星学園大学 東京サテライト校

■選抜方法
書類審査 小論文・面接
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