第4回 HTML5、Twitter4JにHadoopまで!「オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall」レポート
岑康貴、金武明日香、松岡瑛理(@IT自分戦略研究所)
2010/9/30
■『オープンソースコミュニティの急激的な成長とその裏舞台 Twitter4Jの場合』
OSC2日目の模様をレポートする。まずは、Twitter4J.orgの山本裕介氏による『オープンソースコミュニティの急激的な成長とその裏舞台』から。
さまざまなところで利用されているTwitter APIのJavaラッパ「Twitter4J」。山本氏によれば、メーリングリスト登録者は1000人を超えているという。
急激に人の増えたOSSコミュニティの難しい点として、山本氏は「機能追加要求への対応が大変」「突然『コミット権限をください』といわれて困ることがある」「初歩的な質問が増える」などを挙げた。
対応策として、「課題管理ツールの『JIRA』を活用」「GitHubでpull requestを送ってもらう」などを行う。また、ユーザーが増えてくると、初歩的な質問が増える。そんなときは「ググレカス」といわず、真摯に対応することにしているそうだ。
課題管理ツール「JIRA」はオープンソースプロジェクトならば、 無償で利用可能。「いろいろ使ってきたけど、これが一番いい」そうだ |
「質問をしたら、ちゃんと答えが返ってくる」コミュニティは、よりユーザーが集まる |
今後の課題としては「フォーラムの設置」「コーディング規約の策定」「ドキュメントの充実」の3点を挙げた。
OSSにかかわりたい人へのアドバイスとして、山本氏は「OSSは使って、使われて、そしてフィードバックして成り立つ。『使ってうまくいった、ありがとう』というフィードバックを送るだけで、コミュニティが活性化し、ソフトウェアもより良くなる。パッチが書けなくても、フィードバックを送るという形でOSSに貢献することはできる」と語った。
■『リリースサイクル98日? 真のユーザー要望を満たし続けるアジャイル開発手法とは』
アジャイル開発手法を取り入れ、製品リリースを98日サイクルで回すという試みを実践しているアトラシアンの大澤俊介氏。アジャイルで「3カ月単位で製品をリリースしていこう」と決めるも、どうしても90日は無理ということで、少しだけ伸ばして「98日サイクル」となった。実際の98日間の進め方を詳細に解説した。
取り入れている開発手法としては、「ドッグフーディング(開発した製品を自分で使う)」「モックアップによるテスト」「『頑張るだけ』のコードレビューはやめて、ピアコードレビュー(開発チームのメンバー同士による相互レビュー)を行う」などがある。
開発で使用しているツールはすべて自社製品だという。先のTwitter4Jの講演でも触れられた「JIRA」もアトラシアン社製。講演後半では、パートナー企業のリックソフト 大貫浩氏が各種ツールの紹介を行った。
8日しか伸びていないのでは、というつっこみは無用 |
■最後はライトニングトーク
宮原徹氏が登場 |
おつかれさまでした! |
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