第3回 バックログで、動的に計画変更できる仕組みを作る
文:かわぐちやすのぶ(@kawaguti)
2011/12/12
■リストを使って動的に計画を変更する
スプリントバックログの最も重要な効果は、「期間内で計画を変更した場合、その影響が明らかになる」ことです。
優先順位付けとサイズが頭に入っていれば、上司に新たな仕事を頼まれた際にも、計画の変更が簡単です。計画の変更をした結果、「できなくなる予定の仕事」を割り出せますから、仕事を頼みたい上司に、どちらが優先かを判断する選択肢を持ってもらえます。
また、風邪をひいたり、急な用事で会社を休まなければならないケースでも、できない仕事がすぐに判別でき、速やかに遅延の連絡を入れられるでしょう。相手もプロですから、あらかじめ遅れると分かっていれば、仕事の組み替えなどで対応できる場合も多いと思います。
やった方がいい仕事は無限にあります。一方、時間は限られています。そのため、どれだけ頑張って仕事をこなしても、どこかでできることとできないことを判断しなければなりません。
■計画通りにいかない。だから、予測を作って、動的に変更していく
「予定を柔軟に変更したいので、計画はあえて立てない」という人がいますが、実は、予定を柔軟に変更するためには、各予定が持つ制約事項を把握できている方が、早く的確に予定を変更できます。1つ1つの作業項目について、あらかじめ考えておく方が、柔軟に変化へ対応できるのです。
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計画といっても予測に過ぎませんし、必ず遵守するのが目的でもありません。
あなたは「バックログの奴隷」にならず、自ら責任をもって計画を変更するべきです。
大事なのは、現時点で最も正確な予測を作っておく、ということです。緊急の依頼も、不測の事態ではなく、新たな情報である考え、動的に計画を変更して、ベストを尽くしていきましょう。
■ひと仕事終わった後の時間を活用する
ひと仕事終えると、やり遂げた余韻に浸ったり、次にやるべき仕事に取り掛かる前にメールを読んだりして、気が付くと30分以上も時間をロスしていた! ……なんて経験があるのではないかと思います。
仕事に集中すると、次の仕事のことなど考えていられません。仕事が終わったときに少し休憩して、スプリントバックログを見直せば、次にやるべきことをさっと思い出し、すぐに取り掛かれるでしょう。
年末は忙しい時期です。「バックログ」を活用してできた隙間で、急な依頼に対応するための余力を貯金してみてはいかがでしょうか。
| 筆者プロフィール | ||
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