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キャリアニュース

第16回 30歳を目前にして、8割が「自分の将来像を描けない」



提供:日本人材ニュースHRN日本人材ニュースCarrera
2011/10/28

人材採用・育成の専門紙「日本人材ニュースHRN」、キャリア支援ニュースサイト「日本人材ニュースCarrera」から、IT業界の雇用に関する記事を転載してお届けします。

 注目のキャリアニュースを3本、まとめてお届けします。

  • 30歳を目前にして、8割が「自分の将来像を描けない」
  • 海外勤務人気ナンバーワンは、シンガポール
  • 正社員の5人に1人が副業で副収入

30歳を目前にして、8割が「自分の将来像を描けない」

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 30歳を目前にしながら、8割強のビジネスパーソンが「自分の将来像を描けない」――「リクナビNEXT」が28歳の全国のビジネスパーソン300人(男性150人、女性150人)を対象に、インターネット上で調査を実施した。期間は、10月7日〜10月11日。

 調査によると、「『5年後、10年後、20年後に自分がどんな環境で、どんな仕事をしている』という将来像を、具体的に描けていますか」という質問に、「描けている」と答えたのはわずか14.7%、「描けていない」は85.3%にも上った。

やりたいことがあっても、イメージがわかない……

 理由としては、「漠然とやりたいことはあっても、具体的にどんな仕事なのかイメージがつかない」(21.5%)、「目先の仕事が忙しくて考える暇がない」(19.5%)、「世の中がめまぐるしく変化しているので考えても意味がない」(12.1%)、「自分の好きなこと・嫌いなことが何か、分からない」(11.7%)、「自分の得意・不得意が何か、分からない」(10.5%)などとなっており、不安定な経済情勢もあるためか、自分自身のキャリア形成についても不透明感が増している。

 また、現在「自分がなりたい将来像」を見つけるために何らかの行動をしている人は24.6%で、とくに何も行動していない人は75.4%という結果だった。

 30歳目前といえば社会人としても経験を積んでキャリアも充実する時期だが、自分の将来像すら描けない現実は、深刻さを増すさまざまな雇用問題を反映しているのかもしれない。

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海外勤務人気ナンバーワンは、シンガポール

 海外勤務地、人気ナンバーワンはシンガポール――人材紹介会社のロバート・ウォルターズは7月〜9月の期間、2011年職務環境調査を実施した。約1800人のグローバル人材から回答を得た。

 調査によると、海外での就業を希望する日本人に人気が高いのは、1位がシンガポール(16%)となった。次いで、2位オーストラリア(14%)、3位アメリカ(12%)、4位香港(10%)と続く。

 4位以下は人気が低くなり、5位イギリスとニュージーランドが同順(6%)、6位中国(5%)、7位韓国(3%)となっている。

 また、回答者の78%が、海外での職務経験が転職時における履歴書で有利になると感じていることも判明。有利にはならないと答えたのはわずか4%だった。

 海外移住の主な動機も、キャリアアップ(23%)や国際的な職務経験のため(16%)が多い。“グローバル人材”が職場で話題になる中、海外経験を積もうとする意欲が伝わってくる。

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■ 正社員の5人に1人が副業で副収入

 インテリジェンスは、25歳〜39歳の正社員800人を対象に「副業の実態調査2011」を実施した。

副業をしている人は20%

 正社員を対象に「現在 副業をしているか」を聞いたところ、副業をしていると回答した人は20.1%に上っている。

 しかし、この数値もリーマンショックによる給与やボーナスの減少を補うために副業をする人が増えた2009年と比較すると、3分の2に減った数値だという。

 1カ月あたりの副業による収入は平均4.3万円で、2009年の4.2万円とほぼ変わらない状況だ。一方、副業収入の使い道については「趣味・ 娯楽費(44.4%)」が最も多く、「生活費」という回答が最も多かった2009年とは副業の目的に変化が見られた。

 男女別では、男性は「趣味・ 娯楽費」という回答が女性より10ポイント以上高く、女性は「生活費」の割合が男性より約10ポイント高い結果となっている。

3分の1が「サービス業」で副収入

 副業内容で最も多かったのは「サービス業(接客・販売)」の28.9%、次いで「ホームページ・CGなどの制作 (9.3%)」であった。平均月収は、最も高収入の副業は「株/FX」の51.6万円、次いで「ホームページ・CGなどの制作 (9.5万円)」。一方、月収が低いのは「事務作業(1.8万円)」、「チラシ配り(2.3万円)」だった。

 男女別の副業実施率を見ると、男性が17.4%に対して女性は27.9%と女性の副業率が約10ポイント高い。また職種別では、 「医療/介護職(37.9%)」と「クリエイティブ職(37.3%)」が高く、「企画/事務職(13.0%)」、 「IT系エンジニア(13.4%)」、「機械系エンジニア(13.6%)」では副業率は低かった。

 同社は、副業者が減った理由について、「『景気の回復により残業が解禁され、副業をする時間がなくなった』『給与・ボーナスがリーマンショック前に戻り、副業をする必要がなくなった』といった理由が考えられる」と分析している。

 調査は、2011年3月1日、関東、関西、東海地域在住のホワイトカラー系の正社員として就業中の25〜39歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施し、800件の回答を得た。

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