第2回 読書会からBoFまで。IT勉強会を5つに分類
はなずきん
2009/8/25
「IT勉強会」と一口にいってもさまざまなタイプが存在する。講演者の話を聞くだけが勉強会ではない。「IT勉強会カレンダー」のはなずきんが、IT勉強会を5つに分類して解説する。 |
読者の皆さんが「IT勉強会」と聞いて、初めに思いつくのはどのようなカタチでしょうか?
一心に講師の話を聞く、黙々とパソコンに向かってプログラミングを行う……などなど。そのほかにも、さまざまなカタチを思い浮かべるでしょう。
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一度でも「勉強会」という集まりに参加したことのある方は、「勉強会ってこういうカタチだよ!」というイメージが沸くと思います。ただ、意外と知らないカタチもあるのではないでしょうか。かくいう筆者も、IT勉強会カレンダーの更新を行うまでは「ハッカソン(Hackathon)」というカタチがあることを知りませんでした。普段参加する座学スタイルの勉強会が「IT勉強会」だと思っていた1人なのです。
今回は、さまざまな「IT勉強会」のカタチを筆者なりに分類してみようと思います。何かを勉強したい人、新しい考え方との出会いを探したい人、自分で勉強会を主催したい人などにとって参考になれば幸いです。
■「IT勉強会」を分類する
IT勉強会にはいろいろなカタチがあります。ここでは、IT勉強会のカタチを分類し、それぞれの特色を紹介したいと思います。
図1 IT勉強会の5分類 |
●1. 講師講演
勉強会のレジュメを眺めていると、「講師が登壇して講演する」というスタイルが一番多いように思います。連載「IT勉強会に行こう!」で紹介している勉強会も、講師講演スタイルのものが大半です。
昨今、いろいろな勉強会で行われるようになったライトニングトーク(5〜10分程度のショートセッション)も、講師が前に立って聴講者にプレゼンを行うものなので、同じく講師講演スタイルに分類しました。
聴講者として参加をする場合は、公開済みのレジュメやセッションタイトルを確認し、「これだけは講師から得たい・知りたい・共有したい」という内容を頭の中に入れ、予習をしておきましょう。こうすることで、質疑応答の際には質問しやすくなるでしょうし、内容に対する理解も深まるでしょう。
講師として参加をする場合は、事前に内容について考えることで、発表内容に対しての理解が深まります。また、聴講者からの質問が新しい発見につながることもあります。
●2. BoF/パネルディスカッション/座談会
特定の講師が登壇する講師講演スタイルとは異なり、BoF(Birds of a Feather:「類は友を呼ぶ」の略語)やパネルディスカッションは、特定の事柄を題材に、複数の登壇者が意見交換や発表を行います。それらに対して参加者も一緒になって質問をしたり、自身の意見を述べたりすることのできるスタイルです。
発言できると、「勉強会に参加した」という感覚は増します。しかしやはり、初めて参加して発言する場合には勇気がいるものです。
座談会の場合は、もう少し緩やかな意見交換の場という感じです。
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