第2回 「門外不出」のセキュリティ系勉強会
はなずきん
2009/1/5
■1月の気になる勉強会
〜セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン2008
今月はセキュリティつながりということで、「セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン2008」を紹介します。
セキュリティ&プログラミングキャンプは毎年夏に22歳以下の学生・生徒を対象に行われています。参加者が第一線で活躍する講師の下で、インターネット上のモラルやスキルを高めるイベントです。このイベントに参加した学生が新たな勉強会を開催したり、次年度はチューターとして参加者をサポートしたりしています。
これらの活動は、講師陣がより多くの若者に「情報セキュリティの基礎の向上」や「プログラミングやアプリケーション開発」に対して興味を持ってもらうための全国的なイベントです。しかし、実はキャラバンは年齢制限がありません。情報セキュリティの基礎からプログラミングの応用までを丸1日かけて解説し、ディスカッションを行います。
連載「初めての勉強会」でおなじみの吉岡弘隆さんも「プログラミング基礎」の講師として参加しています。1月は以下の3カ所で開催されるので、お近くの人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 2009年1月10日(土):慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス
- 2009年1月17日(土):札幌市民ホール
- 2009年1月31日(土):金沢工業大学
■今月の勉強会ライフハック
勉強会レポートを書くときには、 セーフティラインを確認しよう |
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よく「ブログに参加レポートを書くまでが勉強会です」といわれます。確かに勉強会の参加レポートは、「次は参加しようかな?」という人や、「今回参加できなくて残念! どんな話をしたんだろう?」という人にとって有用ですし、自分自身の振り返りやまとめとしても、とても素晴らしいものだと思います。また、「ああすれば良かったのに」「こうしたらもっと良くなったよ」というような、忌憚(きたん)のない参加者の意見は、勉強会を一緒につくっていくうえで、主催者側にとってありがたいものです。
しかし、今回紹介したセキュリティを扱う勉強会の場合、先にも書いたとおり、セキュリティ技術の向上を図るために際どい内容を含むものや、公開禁止と書かれているものを扱うことが多々あります。これらは参加レポートに書くことを控えるべきでしょう。
「これは書いていいのかな?」と少しでも感じた場合は、開催者や登壇者に確認をしましょう。また、これはセキュリティ系の勉強会に限ったことではありませんが、残念ながら社員が外部の勉強会に参加することを好ましく思わない会社も少なからずあるのが現状です。勉強会や懇親会で写真を撮影してブログに載せる際は、一言断りを入れましょう。
「そんなの当たり前だよ」と思う人がいるかもしれません。しかし、今後さまざまな勉強会に参加する皆さんが、より良い勉強会レポートを公開していくためにも、ぜひ心掛けてほしいと思います。
本連載では、皆さんが実際に勉強会に参加した感想のお便りを紹介したいと思います。そこで、「IT勉強会でこんな発見をしました!」という一言レポートを募集します。ぜひ、jibun@atmarkit.co.jpまでお寄せください。
件名を「IT勉強会に行こう! お便り募集」としてください。お送りいただいた投稿は、本連載で紹介することがあります。予めご了承ください。 |
筆者プロフィール |
はなずきん 関西を中心に活動するまっちゃ139勉強会設立メンバー。 そのほか、ITPro向けのAdmintech.jpや関西OpenOffice.org勉強会などのメンバーとして、初心者や学生にも参加しやすい雰囲気の勉強会をめざして日々活動しています。 Webサイト インフラ管理者の独り言 IT勉強会カレンダー |
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