第5回 IT業界、独立系は多数、メーカー系は4群だけ
イノウ業界研究会
2008/9/22
マウス操作ができるインタラクティブなグラフでIT業界の仕組みを学ぶ連載。第5回のテーマはIT業界の「分類(独立系、メーカー系)」。新人SE、江水君と一緒に成長していこう。 (注)記事中のグラフは、マウス操作を行うためにFlash Playerを使用しています。実行にはFlash Playerが必要です。Flash Playerのダウンロードページはこちら。 |
上流業務を行う企業への転職の夢が捨てきれない江水君。今回は巨大な「メーカー系」企業群と、差別化、独自化で勝ち残りを図る「独立系」企業群について学ぶことに。
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前回(「IT業界は、母体5つと業態6つで分類できる」)は途中で時間切れになってしまい、すみませんでした。どこまで説明しましたっけ?
ユーザー系、外資系、そしてコンサル系までですよ。前回の説明では、富士通やNEC、CSKホールディングスといったメジャーな企業の説明がありませんでした。
それは今回、きちんと説明しますね。まずは前回の復習から。そもそも独立系、メーカー系とは、どのような企業でしょう?
独立系は、「特定の親会社を持たない独立独歩の企業群」、メーカー系は「かつてはコンピュータ製造がメインで、現在は情報サービスが主要な業務となりつつある企業群」かな?
そのとおり! ではまず、どのような企業が独立系に分類されるのかを見てみましょう(図1「ここをクリック」)。
図1 IT業界地図(未分類) → IT業界地図(独立) |
……何か、知っている名前から知らない名前まで、たくさんの企業がありますね。
独立系の特徴は、数が多いことです。ここで紹介しているのは基本的に上場企業だけですが、非上場の企業を含めると、数え切れないほどあります。
独立系の企業にはどのような特徴があるのでしょう?
ではまず、図2の「システム開発全般」をクリックしてみましょう。
図2 IT業界地図(独立) → IT業界地図(独立+システム開発全般) |
僕も知っている企業が出てきました!
システム開発全般を手掛ける独立系の企業は、CSK、大塚商会、TIS、富士ソフトといった大企業がほとんどです。これらの多くは、メーカー系や外資系の下請け、事業会社への情報処理サービスの提供、ハードウェアの販売などから事業を始めて、徐々に成長してきました。かつてのベンチャー企業ですね。
「先輩、これまで頑張ってきたんですね!」といったところでしょうか。
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記事インデックス |
1P IT業界の分類:独立系(システム開発全般) |
2P IT業界の分類:独立系(パッケージ&サービス、上流&PM) |
3P IT業界の分類:メーカー系 |
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