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@IT自分戦略研究所ブックシェルフ(32)
学歴と職業人生

@IT自分戦略研究所 書評チーム
2008/8/28

■偏差値は人生に影響を与えるか

学歴社会の真実

セオリープロジェクト(著)
講談社
2008年8月
ISBN-10:4062149141
ISBN-13:978-4062149143
1470円(税込み)

 日本は学歴社会である。東京大学を頂点とした旧帝大、早稲田、慶應義塾……といった大学の序列が出来上がっている。「序列が高い大学を卒業すれば、いい企業に就職できる可能性が高まり、より安定した生活ができる」。この学歴信奉から抜け出すのは相当難しい。現在でも日本社会のエスタブリッシュメントは依然として、高学歴な人々で構成されている。

 本書の副題は「偏差値と人生の相関関係」だ。選抜試験ではじき出された偏差値は人生にどの程度の影響を与えるのか。その程度を観察しようという意図である。第1部「『東大ブランド』の真相」が、「偏差値と人生の相関関係」に対する回答を間接的に表現している。

 第3部「学歴社会を『生き抜く』方法」には、就職活動と学歴の相関関係に関する識者の指摘が載っている。

 「日本の企業では採用時に大学によるランク付けを行っています。私立で言えばだいたいAランクが早慶、BランクがMARCH(明治、青山、立教、中央、法政)……」(『学歴社会の真実』、p.136)。

 特に目新しい指摘ではないが、日本人の「職業人生」が学歴に少なくない影響を受けていることをあらためて物語っている。(鯖)

本を読む前に
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