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@IT自分戦略研究所ブックシェルフ(46)
グーグル村上氏の英語勉強法

@IT自分戦略研究所 書評チーム
2008/9/19

■米グーグル副社長の英語勉強法

村上式シンプル
英語勉強法


村上憲郎(著)
ダイヤモンド社
2008年8月
ISBN-10:447800580X
ISBN-13:978-4478005804
1575円(税込み)

 米グーグル副社長兼日本法人社長 村上憲郎氏が英語の勉強を始めたのは、外資系コンピュータメーカーに勤め始めた31歳のときだった。英語は学問ではないと村上氏はいう。「英語なんてせいぜい2台目の自転車乗りこなし術」(『村上式シンプル英語勉強法』、p.13)だ。

 英語の習得はスポーツの鍛練と同じである。体に覚えさせる。この本にはその訓練方法が「英語を読む」「単語を覚える」「英語を聴く」「英語を書く」「英語を話す」のカテゴリごとにシンプルに記述されている。

 「英語を読む」とは、英語を英語のまま読むこと。まず100万語を目標として原書を読む。小説にして約10冊、ノンフィクションで約5冊。後戻りや息つぎをせず、ひたすら前に進む。翻訳には絶対に目を通さない。

 ビジネスで困らない単語数は約1万語だと村上氏はいう。全部暗記しなければいけないが、暗記の方法は簡単だ。1日1万語を毎日見るだけ。覚えようと意気込む必要はない。それを3年間継続する。

 英語が聴こえるようになるコツは、ネイティブスピーカーの高速スピーチを毎日1時間聴き続けること。息をつめて丁寧に聴く。これも毎日3年続ける。

 英語で作文しようとしてはいけない。定型的な文例(テンプレート)をいくつもストックし、状況に合わせて組み合わせながら、文章を作ること。

 話すのも書くのと同じ。自分の周囲の関心事や自分のプロフィールなど、自分にかかわることを100個の英文にして覚えてしまう。ネイティブスピーカーを前にしたら、話題を強引に自分の得意分野へ持ち込む。そして、覚え込んだ100個のマイストーリーを喋りまくる。(鯖)

本を読む前に
グーグルで活躍できるITエンジニアになる方法 (@IT自分戦略研究所)
スペシャリストを目指せ、英語を磨け (@IT自分戦略研究所)
「あんたの場合、英語よりまず日本語」 (@IT自分戦略研究所)


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