Twitterは、就職活動に必須のツールである。就職活動に必要な情報を収集できるだけではなく、経営者や業界の人と交流をすることも可能だ。本連載では、就職活動に必ず役立つTwitterアカウントを厳選して紹介する。 |
こんにちは。慶應義塾大学大学院理工学研究科の井上敬浩です。
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就職活動をするには、たくさんの情報が必要です。そのため、「どのように情報収集をするか」が非常に重要な鍵を握ります。この連載では、Twitterを就活に役立てる方法、そして就活生におすすめするTwitterアカウントを厳選して紹介していこうと思います。
まず、「なぜ就職活動にTwitterを使うとよいのか」をお話しします。就職活動では、日々たくさんの情報収集をしなくてはなりません。就職活動で集めるべき情報は膨大です。最低限必要な情報だけでもこれほどあるのです。
……たくさんあって大変です! ところが、これらの情報の多くが、実はTwitterで入手可能なのです。しかも、手に入れられるのは、ただの「情報」だけではありません。「Twitterでしか得られない情報」もたくさんあります。今回から数回に分けて、上記の情報が手に入れられる「おすすめTwitterアカウント」を紹介していきます。
●連載メニュー
さて、そもそも「Twitter」とはいったい何なのでしょう? まずは「Twitter」Webサイトの説明ビデオをご覧ください。
どうでしょうか、なんとなく分かりましたか? 「もっと知りたい!」という方は「Twitterの基本」などを参照してみてください。それでは、実際に「ツイート」を見ながら、Twitterの魅力に迫っていきましょう!
Twitterの特徴は、なんといっても「140文字以内という限定性」があること、そして「時系列に表示されること」です。140文字の投稿がフォローしている人々のツイートと共に、時間軸に沿って表示されます。
あの有名な勝間和代さんも、Twitter上でたくさんのツイートをしています。勝間さんらしく、非常にためになるツイートをしているので、ぜひフォローしてみてください。上のツイートの中のリンクには、Twitterを使いこなすための技がたくさん紹介されています。
ちなみに上のURLは少し短いですよね。これは「短縮URL」といいます。ツイート内に正規のURLを貼ってしまうと、あっという間に140文字を越えてしまいます。そこで、本来のURLを短縮するサービスが生まれました。Twitterの出現によって生まれたサービスの1つのようです。
『Web 2.0でビジネスが変わる』などの著作で有名なITジャーナリスト、神田敏晶さん。Twitter界隈では非常に有名な方の1人です。
「twitterとは、自分のアバター(分身)」である」。このツイートにたくさんのTwitterユーザーがリツイート(あるツイートをさらにつぶやき直すこと)をしました。まだTwittterを始めていない人には意味深な言葉かもしれませんが、実際に始めてみると、この言葉に共感できるはずです。
Twitterを始めた理由や使い方は多種多様です。ここでは、著名人がなぜTwitterを始めたのか、見ていくことにしましょう。
ソフトバンクの孫正義社長です。Twitterでは非常に有名です。日々忙しい孫社長がなぜTwitterを始めたのか、その理由をご自身でツイートしています。
「わたし自身が皆さんと新しい時代を共有したい」――そうです、Twitterがもたらしたのは新しい時代です。たくさんの人々と同じ時間・空間を共有できる新しいサービスなのです。後述しますが、僕たちTwitterユーザーは、毎週日曜日に放送しているNHK大河ドラマ「龍馬伝」で孫社長と同じ時間を共有しています。
「tsudaる」というTwitter上での言葉を生み出したジャーナリストで、「Twitter社会論」の著者でもある津田大介さんです。「tsudaる」とは「社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為」という意味です。もっと一般的にいえば「イベントの実況中継」です。 社内コンテスト、勉強会、さらには新卒説明会などで「tsudaる」行為が行われています。そんな津田さんが語るTwitterの面白さ、非常にうまく述べられていると思います。
俳優/映画監督である田辺誠一らしいツイートですね。Twitterとはスケッチブック、iPhoneは筆、とてもうまい表現ですね。このツイートにもたくさんの人々が共感し、リツイートしたのでありました。
皆がFavoriteした発言で作るまとめサイト「ふぁぼったー」を制作した小野マトペさんのツイート。Twitterを始めてから、ブログをやめてしまった人もいるようです。
「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜♪」を変えたのがTwitter。自由な発言こそがTwitterの醍醐味です。しかしうまいツイートですな。座布団1枚!
Twitterの魅力を十分に感じていただけましたか? いよいよ、就活生がぜひ知っておくべき「IT企業経営者のアカウント」を紹介していきます!
■ 経営者のツイートから熱き信念を感じる
Twitterでは、数多くの経営者がつぶやいています。就活生がTwitterを使う大きなメリットはここにあります。経営者の声を直に聞くことができ、もしかしたらこちらの声に耳を傾けてくれるかもしれないからです。
●名言を聞く
ソフトバンクの孫正義社長。非常にぐっと来る熱いお言葉を時々ツイートしてくれます。経営者の熱き信念に触れる機会は、我々学生にはめったにありません。これに感銘を受けた 僕を始めとするたくさんのユーザーがリツイートすることで、さらにたくさんのユーザーに孫さんの言葉が伝わっていくのです。また、ユーザーに向けて「30年後の通信速度は現在の何倍になると思いますか?」などと問いかけてくることもあります。孫さんのツイートに対して、たくさんのユーザーが返答しました。
このように、たくさんの人々が孫社長と同じ空間を共有するのです。 そんなソフトバンクのTwitter関連ニュースを2つ紹介します。Twitterユーザーの要望によって実現した、「ホワイトプランに障害者割り引き 孫社長、Twitterの要望に応え」。そして、会社の決算説明会をTwitterで実況中継し、米Ustreamへの出資を発表したときにはたくさんのTwitterユーザーが驚きました(『うれしくて仕方がない』──孫社長が語る、Web的なその理由」)。
●社風を知る
楽天の三木谷浩史社長も、Twitter上で非常に有名な人物です。三木谷社長はユーザーの意見にきちんと返答し、サービスに対するクレームには即時対処をしています。さすがはベンチャー精神を忘れない、熱いお人です(関西地方に訪れた時にツイートが少し面白くなると、さすが関西人だと思います)。
百度と提携して中国市場に参入するというニュースがあったように、楽天は海外展開を進めています。そのせいか、三木谷社長のツイートもたまに英語になります。もしあなたの楽天に対する想いを三木谷社長に向かってぶつければ、返信がいただけるかもしれません。「楽天三木谷社長、全社員にTwitterすすめる」のニュースにあるように、Twitterを使って積極的にサービスを改善しようとしています。社長のツイートを見ていると、社風も見えてきますね。
●信念に触れる
GREEの田中社長です。SNS事業で業績が急成長を続けているGREEは、「インターネットを通じて、世界をより良くする」をミッションに掲げています。田中社長は、ネットサービスに対して非常に強い信念を持っていらっしゃいます。その熱い想いが込められたツイートには、心を奮わせられます。また、GREEに関するメディア掲載情報「グリー社長田中良和 突撃インタビュー」は必読です。
●人柄を知る
DeNA株式会社 南場智子社長です。モバゲーの急成長には驚きました(「モバゲー再び急成長 ソーシャルゲーム、3Qだけで30億円売り上げ」)。GREEとともにソーシャルゲームでたくさんのユーザーに新しい楽しみ方を提供してくれています。オープン化を果たしたばかりなので、今後の展開もますます目が離せません。
そんなDeNAの南場社長、モバゲーが大好きで、怪盗ロワイヤルを相当やりこんでいらっしゃるそうです。怪盗ロワイヤルの腕に覚えがある学生は、ぜひともTwitterからメッセージを送ってみてはいかがでしょうか? 返答がもらえるかもしれませんよ。Twitterで会社に関する話のネタを見つけましょう。
●世界の有名人に出会う
Twitterはアメリカ発のサービスです。世界でもたくさんの著名人がアカウントを持っています。 その中でも話題になったのがMicrosoftのビルゲイツ会長。最近Twitterを始めたようですが、約6時間で8万以上のフォロワーを獲得しました。驚異的です(「ビル・ゲイツ氏、Twitter開始」)。初ツイートが"Hello World"っていうのがいいですね。
どうですか、Twitterでしか見えない「経営者の素顔」に興味がわいてきませんか? 少しでも気になるつぶやきを見つけたら、ぜひフォローしてみてください。次回は、今回に引き続き選りすぐりの経営者アカウントを紹介しします。どうぞお楽しみに。
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