就ラボ登録者限定イベント「モバイル業界内定への道」レポート。マイクロソフトのエンジニアが、キャリアパスや仕事内容について語った。 |
アイティメディアは1月28日、IT業界就職ラボ登録者限定イベント「モバイル業界内定への道」を開催した。「モバイルサービス運営企業が何を考えているのか」「どういった仕事に取り組み、何を実現しているのか」……。モバイルサービス運営企業の採用担当者と技術者が、学生の質問に答えた。
イベントは、企業の担当者と学生が同じテーブルで会話する座談会形式で行った。参加した企業はDeNA 、モバイルファクトリー、面白法人カヤック(以下、カヤック)の3社。参加者は下記のとおりである。
学生たちは3つのテーブルに分かれて座った。各企業の担当者は3つのテーブルを巡回して、質問を受け付けた。学生からの質問を受ける前に、各テーブルについた担当者は「採用方針や採用人数」や「入社した場合のやりがい」といった「採用活動中に学生からよく受ける質問」について回答した。
「採用方針」については、「プログラミングへの熱意がある」「作ることが好き」な人物を採用したい、と担当者たちが考えていることが明らかになった。
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DeNAの渡辺氏は「面接時点での技術力はそんなに重視していない。『ものづくりが好き』という熱い思いがあれば、技術力は後からいくらでもついてくる」と語る。カヤックの佐久間氏も「『何もしなくていいよ』といわれても、何かを作ってしまうような人がいい」と、技術への興味を重視する姿勢を見せた。
面接時点での技術力はもちろん評価するが、それよりも「技術が好きかどうか」が重要、と担当者たちは口を揃える。モバイルファクトリーは、基本的にOJTで教育するため、「プログラミングのことを何も知らない人は少し厳しいかもしれない」という。「しかし、一番重要なのは技術力があるかどうかではなく、『好きかどうか』です。好きであれば、技術は勝手に身に付きますから」と、木村氏は語る。
面白法人カヤック GIVE&ギ部の佐久間祐司氏を囲んで 学生たちが質問する |
■ 面接で見ているポイントは三者三様
では、各企業は面接で学生のどんなところを見ているのだろうか。
DeNAでは「コミュニケーションがちゃんとできるか」を重視しているという。ポイントは、「会話力と国語力」「論理的に話を組み立て、相手が聞きたいと思っていることに対して答えを返すセンスがあるか」「おどおどせずに話せるか」だ。「入社後、エンジニアとして、そしてビジネスマンとして成長するセンスを持った人間かどうかが重要です」(武部氏)。
モバイルファクトリーが面接で重視するのは「プログラミングが好きかどうか」。この点を重視しているため、同社ではプログラミングを大学でしっかり勉強してきた学生を落とし、「プログラミングが好きで、独学で勉強している」という文系学生を採用したことがあったという。
カヤックが最も重視するのは「いい人であるかどうか」。「『何をするか』より『誰とするか』を大事にしています。仕事という長い時間を一緒に過ごす仲間だから、価値観や人柄の一致が第一」と、佐久間氏は説明する。同社は、採用人数を限定していない。「『一緒に働きたい!』と思える人をできるだけ多くお誘いします」(佐久間氏)。
「下積み時代はない」「3年で一流技術者」「面白い仕事ができる」 3社それぞれのやりがい |
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