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第80回 通信費に勉強会――IT技術者の自己啓発費は月々1万5000円

Tech総研
2010/10/26

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新しい技術やサービスが次々と登場するIT業界。エンジニアには、日々の勉強が欠かせない。そのためにどのぐらいの費用を費やしているのか。会社はそれをどうサポートしているのか。ITエンジニア300人に聞いたいまどき「自己啓発費用」とは。(Tech総研/リクルートの記事を再編集して掲載)

  継続的に学習し続けるITエンジニアたち、
その費用は?

 技術誌を買って勉強し、ネットで情報収集、セミナーに参加して最新技術動向に触れる。常に最先端で輝いているエンジニアになるために、欠かせないのが勉強。その学習費用として、エンジニアは1人あたり月1万5000円をかけている──そんな結果がTech総研の行ったITエンジニア調査から浮かび上がった。

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 ITエンジニアの勉強といえば、昔からプログラミング言語の習得が定番だ。言語の種類は時代とともに変わってきたし、近年はWeb系のスクリプト言語などもそれに加わってきたが、いずれも仕事の道具として必須のものだ。海外で商品の売買を行う商社マンにとっての外国語、外科医にとってのメスさばきの技術と似ている。

 IT関連の国家資格や、特定の製品技術を扱う上で必要なベンダ資格も、学習投資の対象だ。医師免許のように持っていないとその仕事に就けないわけではないが、現実的には必須とされる場面は多い。資格試験にパスするためには、参考書を買わなければならないし、試験を受けるにも費用がかかる。

 他にも専門領域ごとに無数の技術知識が必要で、しかもその中味が日々新しくなるのがITの世界。情報を追いかけるだけでも大変だ。これらの学習に関する情報は、今はネットにあふれ、日々更新されている。従ってインターネットのための通信費用も、広い意味では学習費用に含めてよいかもしれない。

 独学で勉強するだけでなく、セミナーや勉強会へ参加することで初めて得られる知識もある。ベンダが開催する技術セミナーなどは、高額の参加費用がかかる。すべてを自前でまかなうとすると、かなりの出費だ。

  勉強はネットでする?
通信費用が書籍代を上回る

 こうした自己啓発費は、月々どのくらいになるのだろうか。Tech総研がIT系エンジニア300人を対象に行ったアンケート調査によると、技術関連の書籍代が2841円、月々の通信費が9346円、セミナーや勉強会の参加費が1402円、その他を含む合計が1万5536円となった。

 意外と少ないという印象もあるが、これは各項目で「0円」と回答した人の分を含めての平均で、もしこの「ゼロ回答」を除くと、その平均は書籍代が5074円、通信費が1万159円、セミナー参加費が9779円と大きくアップする。ゼロ回答の人もまったく勉強していないわけではないはずだ。「資格試験受験代や、セミナー参加費はすべて会社持ち(外資系SIer/34歳)」で自己負担がゼロ、というハッピーな人もいる(図1)。

 注目したいのは、書籍代(雑誌も含む)と通信費の比較。圧倒的に通信費が多い。もちろん、その通信費にはプライベートで使う携帯電話の費用も含まれたりするわけだが、ネット経由で集める情報が豊富になり、あえて書籍を買う必要もなくなったということなのかもしれない。同じような調査を10年前に行っていれば、おそらく様相は異なっていただろう。いずれにしてもネット時代の勉強方法の特徴がここにもあらわれている。

 もちろん、通信費の出費がかさんで本を買えなくなっているという事情も見逃せない。月々の個人持ち通信費が「携帯電話8000円、モバイル通信カード3000円、自宅の光回線3000円の合計1万4000円(製造業社内SE/35歳)」ともなれば、単価の高い技術書を月に何冊も購入するのは難しそうだ。

図1 ITエンジニア300人に聞いた「ひと月の自己啓発費はいくら?」

「会社の支援なし」63%  

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