エンジニアライフ時事争論(10)
「告訴すんぞぉ!」 迷言だらけなぶっ飛び上司の伝説
@IT自分戦略研究所
2010/3/25
世間は広い。いろいろな人がいる。人柄がすばらしい人に出会ったかと思えば、とんでもない人と一緒の職場で頭を抱えることだってある。
2月のお題は「ひどい&とんでもない上司と部下」。これまで出会った中で特に印象に残った人について、エンジニアライフのコラムニストたちに自由に語ってもらった。
わたしの愛するエンジニアライフ:
死の行進から生還せよ! 皆のデスマーチ対処法
ひどい&とんでもないデスマーチのまとめ記事はこちら
■愉快痛快!? 変テコ技術者たちの伝説
まずは笑える話から。『May Day!』の朝之丞氏は、毎回とんでもないことをしでかす人々を愉快に紹介してくれている。
(1)片付けられない症候群の部下 (「朝之丞も驚くびっくり体験」)
「引っ越しをするので連休をとります」といって以来、会社に来なくなったSEがいた。朝之丞氏が家まで様子を見にいくと、家の中はゴミ屋敷。腐った弁当がうず高く積み上げられて異臭を放っていたらしい。
(2)仕事中にぶっ倒れるゲーマー(重度) (「困った持病持ち」)
デスマーチ中でも仕事を終えて定時退社する、「できる」技術者がいた。彼は、仕事が終わった後にゲームをやりこむのが趣味だった。しかし、やりこみが過ぎたのか、仕事中に発作を起こして倒れることがしばしばあったという。
(3)暗黙のルールを強要する職場 (「社内イジメ」)
朝之丞氏が新人だった頃の話。自分が使った覚えがないソフトウェア解説書が、机の上に山のように積まれていたという。意味が分からずおろおろしていると、風紀委員に「お前か! こんなにため込んでいるのは!」とどなられた。「解説書の返却は新人の仕事」という暗黙ルールを、誰も教えてくれないのが原因だった。
May Day!: 困った持病持ち
突然ぶっ倒れるゲーマープログラマ
■「若い女の子は売れる!」 ひどい採用現場
次はあまり笑えない話。『恋愛感情で仕事はできるか?』の森姫氏は、セクハラ発言に怒って会社を辞めた。
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森姫氏は、採用面接の打ち合わせ現場に偶然いあわせた。面接に来たのはかわいらしい女性。「これは受かるだろう」と森姫氏は思った。しかし、面接が終わった後の採用担当者たちの打ち合わせを聞いて、そんな考えは吹っ飛んでしまった。
「お客のところに持っていきやすい」「若いから売れる」――採用担当者たちの言葉は明らかにひどいものだった。「若いから可能性がある」ならまだしも、「売れる」という表現はないだろう。「若くなくなったら、あっさり捨てられるのだろう」と思い、森姫氏はその会社を見限った。「セクハラはやめてほしい!」。森姫氏は訴える。
恋愛感情で仕事はできるか?:
ひどい上司の社会的セクハラで会社を辞めました
「若いから売れる! 採用しよう!」もう少しいい方があるのでは……
■数々のデスマーチを渡り歩いた猛者がきれた「暴言上司」
とんでもない上司の話、その1。『エンジニアの狭間』のdemitatsu氏は、さまざまなデスマーチや職場を渡り歩いてきた猛者である。しかし、そのdemitatsu氏が「この人の下で働くのは無理だ!」と思った上司がいた。
上司は仕事第一主義のワーカホリックで、プロジェクトを期限どおりに終わらせるためには手段を選ばない人だった。暴言も多く、プロジェクト終了後には辞める人が続出。そんな上司が監督したデスマーチは想像を絶するものだった。
エンジニアの狭間: 「この人の下で働くのはムリです」
とんでも上司の名言
上司の心ない暴言がきっかけで、demitatsu氏はついにきれた。一瞬たりとも一緒にいたくないと思い、次の会社を決めもせずに会社を辞めたという。いくら仕事とはいえ、「忍耐の限度」はあるということだろう。もっとも、この上司の場合は「相性の問題」では済ませられないのでは、と思うが……。
「告訴すんぞ!」と叫んだ上司が、とある常駐SEの人生を変えた |
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