@IT自分戦略研究所ブックシェルフ(79)
わかりやすい話し方の訓練
@IT自分戦略研究所 書評チーム
2009/1/8
■論理的に書く、話す
練習15分 論理力トレーニング教室 新田祥子(著)、 日本能率協会マネジメント 出版情報事業社 2008年11月 ISBN-10:4820745417 ISBN-13:978-4820745419 1470円(税込み) |
電車の中づり広告を見て考える。この広告は「誰に」「何を」届けようとしているのだろうか? 広告主は、なぜ、この広告を出しているのだろうか? 1つの広告につき15分間考える。毎日やる。これが論理思考体得のための基礎訓練である。メッセージの伝達構造を体に染み込ませること。論理的である、ということは、メッセージの伝わり方を熟知しているということである。
論理思考を「文章の書き方」と「話し方」に応用する。
論理的な文章の構造はこの本によると以下のとおり。
- テーマ
- 結論
- 理由(目的、原因、根拠のうちの1つ)
- 背景(5W2H)
- まとめ
まずテーマを提示する。あなたがこれから書く文章は何について書かれる予定なのかを明示する。そして、結論を書く。結論とは、(文章で)最もいいたいこと。結論の後には、(その結論に至った)理由を記述する。理由は「目的」「原因」「根拠」からどれか1つを選択する。「なぜなら〜するのが目的だから」「なぜなら〜だから」「なぜなら〜という根拠があるから」。そのうえで、理由を解説する。これが背景。背景は、5W1H+How much(いくら?)のいくつか(あるいは全部)を適宜選択して書く。最後にまとめる。
ある結論が提示されると、人は、その結論の理由を知りたがるものだ。だから、結論に至った理由を挙げる。すると、理由の妥当性や背景、詳細を知りたいと思う。なので、5W2Hで詳しく解説する。このような手順を踏んだ文章を読むと人は「なるほど」と思う。説得される。著者はこのような方法を「五段階情報整理法」と名付けている。
話し方にも応用できる。スピーチの構成を以上のように組めばよい。ただし、話し方にはいくつかのコツがある。グッドスピーカーは5つのルール(コツ)を守っている。
- 1語ずつしっかり発音する
- 声を磨く
- 句点「。」の多い話し方をする
- 間を活用する
- スピードをコントロールする
以上のコツを訓練する方法もこの本に載っている。(鯨)
本を読む前に | |
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他者の物差しで自分を測っていませんか (@IT自分戦略研究所) | |
ITエンジニアにも必要な国語力 (@IT自分戦略研究所) |
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