「着実に、自分の目指すキャリアを積み重ねたい」――そんな希望をかなえ、転職で成功するために、転職先選びは不可欠だ。有効な1つの手段は、大手IT企業へのUターン/Iターン転職。首都圏に比べ、扱う案件の規模も地域範囲も多彩で、かつ高い技術力や企画力が求められるので、大きくキャリアアップやスキルアップが図れる。そんなチャンスを提供するのが、マイクロソフト大阪支社の西日本コンサルティング部だ。 |
■Uターン転職だから得られるキャリア |
「キャリアアップを図りたい」「大規模な仕事にチャレンジしたい」など、転職の動機は人によってさまざまだろう。特に昨今のIT業界は、1つの会社内で上から与えられたキャリアを積み重ねるより、業界という大きな枠組みの中で、自身の志向をかんがみながら、プログラマからシステムエンジニア(SE)へ、SEからITコンサルタントやITアーキテクトへとキャリアを形成していくのが一般的だ。そのため現在は、「環境を変えれば何とかなる」という安易な転職をするのではなく、よりキャリアアップにつながる転職先を慎重に選ぶ傾向が強い。転職で成功するには、転職希望先の企業規模や技術レベルの高さはもちろん、「そこでどんなキャリアが積めるのか? 本当にスキルアップが図れるのか? 仕事の幅は広がるのか?」を、正確に見極める必要がある。
そんな転職先選びの方法として、「Uターン/Iターン転職を検討する」というのも有効な手段だ。Uターン/Iターン転職には、一般的な転職では得られないメリットが、大きく分けて2つある。
1点目は、仕事の地域が広がること。例えば東京本社の場合、扱う案件内容がどうしても東京圏内だけに偏る傾向があるが、大阪支社などでは、中京や中国、四国地方や、場合によっては九州地域までもビジネス範囲としていることがある。そのため、扱う案件内容も規模も多彩にわたり、さまざまな経験を積むことができるわけだ。
2点目は、同じ職種でも、権限や仕事内容が広がること。首都圏の場合、求人の数は多いがITエンジニアも多いので、同じ職種でも仕事内容は細分化されてしまう傾向にある。一方、地方大都市では、景気の上向きに伴い仕事は増えているが、ITエンジニアの数が不足しているため、任せられる仕事の量も質も広がる。一気にキャリアアップを図りたいITエンジニアには、最適の環境といえる。
図 Uターン/Iターン転職により得られるメリット |
特に、高い技術力やコンサルティング力を持つ大手IT企業の場合、大阪などの大都市圏には必ず支社を構えている。その企業がもともと持っている高度な技術力に加え、Uターン/Iターン転職でしか得られないメリットがあるとなれば、大手IT企業の地方支社への転職は、大きなキャリアアップにつながるだろう。そんなチャンスを提供しているのが、マイクロソフト大阪支社にある「西日本コンサルティング部」だ。
■マイクロソフト大阪支社が求める人材 |
マイクロソフトでは、ユーザー企業のビジネス課題に対してコンサルティングを行うESC(Enterprise Information Systems Consulting)、同社の新製品/新技術の早期導入を支援するTAP(Technology Adoption Program)など、複数のコンサルティングプログラムを提供する専門部隊マイクロソフトコンサルティングサービス(MCS)がある。米マイクロソフトや東京の日本法人本社のMCSは、官公庁プロジェクトのほか、大規模な金融勘定系システムの構築など、高度な技術力を求められる大規模案件を数多く手がけている。そんなMCSの西日本拠点があるのが、マイクロソフト大阪支社だ。同社コンサルティングサービス統括本部 コンサルティング第一本部 西日本コンサルティング部 部長の末広和靖氏は語る。
マイクロソフト コンサルティングサービス統括本部 コンサルティング第一本部 西日本コンサルティング部 部長 末広和靖氏 |
「ここ数年の景気の上昇に伴い、企業のIT投資が活発化してきました。大阪を中心とする西日本一帯の企業も、軒並みIT投資に積極的で、案件は増える一方です。ただし、かつてのように単に流行のITソリューションを導入するのではなく、システム基盤を再構築し、IT効果をより高めようとする傾向にあります。そのため、ITの基盤技術からビジネスまでを俯瞰(ふかん)し、お客さまのニーズに合った設計ができるコンサルタントが必要なのです」
MCS全体としては、アプリケーション開発を担う開発系コンサルタントが45%、インフラの構築やプランニングを行う基盤系コンサルタントが35%、ITプランニングの策定やポートフォリオ分析を担当するコンサルタントやサポート系コンサルタントなどが20%という構成になっている。この中でも、西日本コンサルティング部で特に求められているのは「インフラ系のコンサルタント」だという。大阪や中京に本社を構える大手製造業や公共系など、案件の規模も内容も首都圏のものと比べまったく遜色(そんしょく)はない。地方都市の案件もトップ企業が多く、要求される技術レベルも高度なものだという。
末広氏によると、特に大阪企業は、関東の企業に比べ、システム基盤を重視する傾向にあるそうだ。「大阪は、目に見える業務アプリケーションより、そのアプリケーションの効果を高めるにはどこに投資すればいいか知りたいという経営者が非常に多いのが特徴です。ITインフラは、その上で動く業務アプリケーションの性能を左右するので、インフラ系コンサルタントには最新テクノロジに対する深い造詣と、その知識を設計・提案へと昇華する力が求められます。業務アプリケーションなど後工程のコンサルティング提案の可否を握っていますし、何より最新テクノロジのITコンサルティングを担うなど、仕事内容に華があります。それがインフラ系コンサルタントです」(末広氏)
具体的に、インフラ系コンサルタントで担当する技術領域は何か。MCSでは、クライアントPCやサーバの監視/管理を行う「運用系コンサルタント」と、Windows Live メッセンジャーやWindowsミーティング スペースなど、コミュニケーション系を司る「コミュニケーション/コラボレーション系コンサルタント」という2つの技術範囲を設けている。前者は、IT戦略にのっとった柔軟なシステムを実現するための技術コンサルティング、後者はより効果的なコミュニケーションやコラボレーションを実現するためのコンサルティングを担当する。「PCやサーバ製品、コミュニケーションツールなどIT投資の中でさまざまな製品を導入している企業が多く、その管理の簡素化や効果の上げ方への関心が高まってきました。こうした声に応えるのが、インフラ系コンサルタントの仕事なのです」と、末広氏は説明する。そのため、Windows Serverなど主要なマイクロソフト製品を中核に、そのほかのさまざまな最新技術を融合させ、最適なシステム基盤を設計できるスキルが必要だという。
「仕事内容としては、技術をベースにしたコンサルティングです。コンサルタントとしての経験がなくても、ITエンジニアとして技術レベルが高ければ、その知識を生かし、コンサルタントとしてのキャリアをスタートするのに絶好の職場だと思います。大阪という地域では、提案力や企画力、技術力、そして何よりコストに対する高い意識が求められますが、一方で笑いを重視する文化があり、総合的な“顧客満足度向上”を求められるのは確かです。ここで経験を積むことで、コンサルタントとして大きく飛躍できると確信しています」(末広氏)
■コンサルタントとして大きく成長できる土地柄 |
マイクロソフト コンサルティングサービス統括本部 コンサルティング第一本部 西日本コンサルティング部 シニアコンサルタント 黒川勇二氏 |
コンサルティングサービス統括本部 コンサルティング第一本部 西日本コンサルティング部に勤務するシニアコンサルタント 黒川勇二氏も、9年前にUターン転職をした1人だ。大阪で育った黒川氏は、当時も地元大阪のSI企業に勤務していたが、「より技術レベルの高い企業で、キャリアを磨きたい」という希望を持ち、マイクロソフトに転職。マイクロソフトは、数年の間に大阪支社を設立することを計画し、営業所を立ち上げていたので、「支社設立時の参画メンバーとして異動希望」という条件の下、2年間ほど東京本社で勤務したという。「一度東京に行き、その後Uターン異動するという、少し変わったUターン転職でしたが、結果としては大阪支社のスターティングメンバーとして立ち上げから大規模プロジェクトへ参画できたことに満足しています。大阪は東京に比べ、シビアな案件も多いのですが、同時にやりがいも多く、現在も非常に充実した毎日を送っています」という。
アプリケーションコンサルタントである黒川氏の仕事内容は、顧客企業の要件をヒアリングし、最適なシステム機能を設計・提案すること。時にはプロジェクトマネージャ的な立場になることもある。そんな黒川氏から見て、西日本コンサルティング本部ならではの仕事の魅力や難しさは、次の3点にあるという。
1点目は、首都圏の案件に比べ、企業が要件やニーズを本音で語ってくれること。その分、提案した内容についても真剣に吟味(ぎんみ)し、厳しい指摘が入ることもある。しかし優れた提案だと評価すれば、予算やIT計画を立て直してでも実行させるという行動力もある。首都圏の大手企業がタスクベースで物事を考えるのに対し、大阪や西日本では、大局的なところから物事を判断し、いざとなったら計画を組み直すといった柔軟性があるそうだ。東京で仕事をしていた時より「ユーザー企業との距離感が縮まり、やりがいを感じる」(黒川氏)とのことだ。
2点目は、コスト意識が非常に高いこと。例えば、提案時のROI算出にしても鋭い質問をされたり、プロジェクト時により徹底したコスト管理を求められるといった傾向があるという。ただしこの点については「企業がコンサルタントに求めるスキルとして、提案力や企画力のほか、徹底したコスト管理、ROIについて納得のいく説明を行うといったものがあるのは当然です。ITエンジニアの中には、お金の話が苦手な方もいらっしゃいますが、大阪という土地柄、しっかりしたお金の話ができることは求められますし、コンサルタントのスキルとしても非常に重要です。こうした分野の能力も磨かれると思います」(黒川氏)
3点目は、「大阪から西日本一帯」という広範な地域でビジネスができること。首都圏に本社がある企業の案件も多く、時には3〜4日は大阪外に出張に行くそうだ。一見するとハードだが、その分、さまざまなユーザー企業に触れられるというメリットがある。
また、コンサルタントの知識や技術レベルはグローバルで統一されており、研修参加や勉強の機会、情報環境なども東京本社とまったく変わらない。キャリアパスも同じく、マネジメント系と技術系という2つの系統があり、各人の希望に合わせて、それぞれの道を究められるという特長がある。
末広氏は次のように語る。「マイクロソフト自体が技術レベルの高い組織であることに加え、西日本コンサルティング本部は、首都圏内の転職では得られないさまざまな経験を積むことができます。そうした1つ1つが、コンサルタントとしてスキル/キャリアアップを図るための糧(かて)となるでしょう。このチャンスを、転職でキャリアアップを望むすべての人々に生かしてほしいと考えております」
マイクロソフトでは、関西地域以外からの応募者のため、交通費の負担、テレビ会議システムを使った面接など、さまざまな方法で転職希望者を支援いたします。この機会に、ぜひマイクロソフト大阪支社で、あなたの経験やスキルを生かしてください。 |
ITコンサルタント限定 キャリア登録 |
■ キャリア登録とは |
マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業本部
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2007年5月1日
会社概要 |
■会社名 マイクロソフト株式会社 ■本社所在地 東京都渋谷区代々木 2-2-1 小田急サザンタワー ■代表執行役社長 ダレン ヒューストン ■設立 1986年2月 ■資本金 4億9550万円 ■従業員数 1775名(男性:1419名 女性:356名) (2006 年4月3日現在) ■平均年齢 35.8 歳(男性:36.1 歳 女性:34.4 歳) ■事業内容 コンピュータソフトウエアおよび関連製品の営業・マーケティング ■経験者採用 経験者採用情報トップへ |
募集職種・勤務場所 |
■基盤系コンサルタント |
MCSについて |
■コンサルティングサービスの詳細 ■コンサルタント募集職種の詳細 ■コンサルタントキャリア登録 |
関連記事 |
■樋口氏入社でマイクロソフトの何が変わるか (2007年3月5日) ■広告収入を軸としたメディア事業の本格化、マイクロソフト(2007年3月2日) |
技術サポート編
|
最新の技術にいち早く触れつつ、ユーザーに感謝される喜び サポートエンジニアの魅力とやりがいとは? |
ITコンサルタント編
|
真のITコンサルタントを目指せ! | |
マイクロソフトのコンサルティング 次の戦略と挑戦 |