pr

ITエンジニア同士の刺激が明日の活力に!

「このままの環境ではいけない……」。こうした思いから転職するITエンジニアは多い。だが、転職したからといって本当に自分の望む環境に身を置けるとは限らない。大切なのは、いまの環境に足りない「何か」を見つけ、それを得るために行動すること。勉強する時間や人脈、技術力、知識……さまざまなものを得て、自分自身を磨く「環境」という財産を手に入れるために、必要なことは何か?

  ITスキルを体系的に学ぶだけでなく
勉強以外の“プラスアルファ”を得る!

 IT革命と呼ばれた時代もいまや昔。旧態依然とした人月モデルがいまだに用いられ、IT業界は「きつい・厳しい・帰れない」の“新3K業界”ともいわれている。技術と創造力があればのし上がれる世界とはいえ、新しい技術を修得するための時間を捻出(ねんしゅつ)するのは難しいし、その環境を整えるのも容易ではない。希望を持って飛び込んだはずのIT業界に、閉塞感を感じているITエンジニアも多いのではないだろうか。

 「転職」という選択も1つの方法だが、職場を変えればこうした課題が解決できるとは限らない。新しい技術を追い、キャッチアップし続けるためには、ITスキルを積むだけでなく、ITエンジニア同士のネットワークを広げることも重要になる。ITスキルを得ながら、今後につながる情報交換や人脈づくりをしたい──そんな人にうってつけなのが、社会人向け大学への入学だ。

稚内北星学園大学学長
丸山不二夫氏

 東京・秋葉原に拠点を構える稚内北星学園大学・東京サテライト校は、オープンスタンダードな技術を学べる社会人向け大学の1つとして2004年度に開講し、今年で4年目を迎えた。JavaやXML、Linux/UNIX、ネットワーク管理などの標準技術を学べる大学として、スキルアップしたいITエンジニアやITを基礎から学びたい社会人などに門戸を開いている。

 IT業界で働きながら、週末を利用して学ぶITエンジニアが集まる東京サテライト校。オープンスタンダードな技術や、最新のオープンソース技術を体系立てて学べることが大きな魅力だが、「勉強だけではない“プラスアルファ”もある」と丸山不二夫学長は語る。

 「土日を勉強に費やそうというやる気のある学生が集まっていますが、実際の勉強はきついですよ。でも勉強だけでは得られない、人と人のつながりができることなどが魅力なのかなと思っています。会社の中だけだと、なかなかやる気を起こすきっかけが生まれませんが、一歩外に出てオープンソースコミュニティの活動などに触れると刺激になります。大学もそういう意味で刺激的なコミュニティの1つになればいいと思っています」(丸山学長)

  組み込み系や.NETをはじめとして
オープンスタンダード以外の新技術も取り入れる

 稚内北星学園大学のカリキュラムは基本的にJava、XML、Linux/UNIX、IPネットワークなどのオープンスタンダード技術を中核にしている。オープンソース技術をベースにしており、その中心はJ2EEなどのエンタープライズ系だ。しかし毎年そのカリキュラムを変えており、「今後はJ2MEなどの組み込み系も視野に入れています」(丸山学長)という。

 「JavaFX(携帯端末やセットトップボックスなどを対象にしたJavaソフトウェア製品ファミリー)やCDC(Connected Device Configuration:組み込みJava向け実行環境)、Linuxドライバの作り方などの組み込み系、そのほかには.NETやRubyなどですね。JavaやUNIXからカリキュラムが始まりましたが、学生であるITエンジニアが実際に現場でぶつかるであろう範囲も、選択科目としてもっと展開しようと考えています」(丸山学長)

 2007年6月末からは学生のほかに一般聴講も可能なナイトセミナーを平日夜に実施する。このセミナーではRubyやSpringフレームワーク(ビジネスオブジェクトの管理方法にフォーカスしたJavaフレームワーク)、JavaFX、Apollo(アドビシステムズが開発したクロスプラットフォームの開発ツール)、Silverlight(マイクロソフトが開発したクロスブラウザ、クロスプラットフォームのリッチインタラクティブアプリケーションプラグイン)などを取り上げていく。

 夏には東京サテライト校でサマースクールも開講する。生まれたばかりの新技術を体系として学べるチャンスを、今後も提供していく予定だ。

  カリキュラム外で学生同士や講師らとの親睦を深める
“夜学”がコミュニケーションの中心に

 東京サテライト校では、最新技術に関するセミナーも随時開催している。例えばSOA(サービス指向アーキテクチャ)の実装技術として、2007年3月にバージョン1.0が策定された「SCA(Service Component Architecture)」に関する「オープンSOAセミナー」を6月に実施。ワールドワイドでSOAの仕様策定に携わった中心メンバーが来日し、講演やパネルディスカッションを行った。

 2005年に札幌で開催したJava関連セミナーには、J2EEの開発に携わったマーク・ハプナー氏、Jakarta StrutsやTomcatなどの開発に携わったクレイグ・マクラナハン氏、EJBの仕様リードを務めるマイク・キース氏、JAXB(Java Architecture for XML Binding)に関わる川口耕介氏、EJB 3.0の共同仕様策定者であるリンダ・デミッチェル氏などそうそうたる面々が登場。こうしたIT業界のスタープレーヤーと交流できる点にも、稚内北星学園大学の学生になるメリットがあると丸山学長は語る。

 「ぼくらは『夜学』と呼んでいるのですが、授業やゼミの終了後に毎週のように飲みに行ってコミュニケーションを図っています。IT業界の現状は切実ですが、まじめに話したからといって打開策が生まれるわけではありません。勉強の場としての役割はもちろんですが、大学がコミュニティとして機能することも重要なのだろうと思っています。

 海外の有名な技術者と対等に議論を交わせる──といっても実際には英語なのでなかなか難しいのですが、そういったスター技術者と触れ合えることは大きな刺激になると思います」(丸山学長)

 2007年4月には丸山学長が中心となってJava技術の向上や発展、開発者の支援を目的とする「日本Javaユーザグループ(JJUG)」が発足した。大学との直接的なつながりはないものの、会長・副会長ほかスタッフには同校の教授や客員教授が多くを占めており、中心的な存在であることは間違いない。

 「JJUGには、大学としても参加しようと考えています。イベントの協賛金などを出す『サポーター企業』として参加してもいいのですが、1つの『コミュニティ』として参加しようと考えているところです。こうした活動も学生にとっての刺激になるといいですね」(丸山学長)

  フリーエンジニア/会社員の
人脈づくりの場としても有益

 東京サテライト校で現在学んでいるITエンジニアは、実際にどのような目的で入学したのだろうか。フリーエンジニアとして活躍し、現在は技術動向や解説記事などを執筆するライターとしても活躍するITアーキテクトの白石俊平氏は、その目的を「人脈づくり」と語る。

稚内北星学園大学
白石俊平氏

 「もともと向学心が豊かで独学で勉強できる人などは、わざわざ習いに来る必要がないため『社会人向け大学』に興味を持たないかもしれません。ただ、東京サテライト校はコミュニティの場として見ても素晴らしいと思っています。IT業界の著名人が講演に来るだけでなく、『夜学』として飲みながら対等に話すこともできます。先日は『デベロッパーバケーション』という名目で合宿を行い、箱根で飲みながらBOF(Birds Of a Feather:ユーザグループなどの集会)をやりました。こうした場に参加できるというのは、独学では得られない大きなメリットだと思っています」(白石氏)

 学外の活動としては、東京サテライト校を会場に月1回開催される「要求開発アライアンス」などに参加することもあるという。

 「業界の著名人による講演も勉強になりますが、システム開発の上流工程に携わる技術者や、ユーザ企業のシステム担当者などと知り合いになれます。ここに参加する多くの人がその後の懇親会にも参加するので、そこでいろいろな情報交換ができるという魅力は大きいですね」(白石氏)

 白石氏は、先ほど紹介した「オープンSOAセミナー」で講師も務めている。2006年前半に丸山ゼミでSCAについて学んだことをベースに、2006年6月に「SCA Hands Onセミナー at Wakhok Tokyo」で学生代表として講師を務めた。同校主催のセミナーで講師を務めるのは今回で2度目になる。こうした経験は白石氏の自信につながり、今後の仕事にも生きていくことだろう。また、同校での活動がきっかけになって、ライターとして仕事をすることにもなったという。

 「『人脈』などの目に見えないものを目当てに授業料を払うかどうかは、それぞれの価値観によるのでしょう。しかし私は、人脈づくりの場として選んで大正解だったと思います」(白石氏)

********************************

 「学校は勉強するところだ」とはよく聞かれる言葉だが、社会人大学に関しては、“勉強するところ”という言葉だけではその本質を表現できない。講義や教科書で学ぶことも重要だが、それよりも「同じ志を持つ仲間」や、そこから受ける「刺激」、スター技術者と触れ合える「チャンス」など、エンジニアライフを豊かにする“宝”はいくらでも眠っている。稚内北星学園大学東京サテライト校に通うことは、その財産を手に入れることなのだ。

稚内北星学園大学
東京サテライト校 入試説明会
稚内北星学園大学東京サテライト校の目的・カリキュラムなどの説明を受けることなどできます。 詳細は東京サテライト校Webページにてご確認ください。

日時
2007年7月15日(日)
13:00〜

■場所
東京都千代田区外神田1-18-13
秋葉原ダイビル

■内容

・東京サテライト校に関する説明
・大学での学び方と科目紹介
・丸山/浅海/佐藤ゼミ活動紹介
・個別進学相談会
・東京サテライト校授業見学


■お問い合わせ先
03-5297-5520(東京サテライト校)

提供:稚内北星学園大学
企画:アイティメディア株式会社
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2007年7月15日

【最新】東京サテライト校 学校説明会
■学校説明会日時
2008年1月13日(日)
2008年2月16日(土)

■内容
(下記スケジュールは1/13実施分です)
12:30-13:00 受付
13:00-14:00 東京サテライト校に関する説明
14:00-15:00 体験講座「技術者は何を学べばいいのか」
15:00- 個別進学相談会、東京サテライト校授業見学(希望者)

詳しくは、東京サテライト校学校説明会のページをご覧ください。

■お問い合わせ
稚内北星学園大学 東京サテライト校
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階
TEL 03-5297-5520

■参加申込み
東京サテライト校説明会
稚内北星学園大学
稚内北星学園大学 情報メディア学部

■本校
北海道稚内市若葉台1丁目2290番28
電話:0162-32-7511
FAX:0162-32-7500

東京サテライト校
東京都千代田区外神田1-18-13
秋葉原ダイビル
<交通>
JR秋葉原駅電気街口 徒歩1分
東京メトロ銀座線 末広町駅 徒歩3分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 徒歩4分
つくばエクスプレス 秋葉原駅 徒歩3分

東京サテライト校 入試説明会
2007年7月15日(日)に第5期入試の説明会を開催します。

■内容
東京サテライト校に関する説明
大学での学び方と科目紹介
丸山/浅海/佐藤ゼミ活動紹介
個別進学相談
東京サテライト校授業見学

詳しくは、東京サテライト校入試説明会のページをご覧ください。

■お問い合わせ
稚内北星学園大学 東京サテライト校
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階
TEL 03-5297-5520
関連記事
■第1回■稚内北星学園大学・東京サテライト校で自分を磨け!
■第2回■稚内北星学園大学・丸山ゼミであなたの可能性を広げる
■第3回■稚内北星学園大学・東京サテライト校「システム開発演習」の狙い
■第4回■稚内北星学園大学・東京サテライト校で最新技術を身につけよう
■第5回■稚内北星学園大学・時間の制約を超えてスキルアップを図る
■第6回■稚内北星学園大学・技術を体系的に見渡せる次世代エンジニアを目指せ
■第7回■稚内北星学園大学・実案件を題材に、最新技術を多角的に学べる!
■第8回■稚内北星学園大学・自分のペースで技術力を伸ばせる
■第9回■稚内北星学園大学・「楽しく学べる環境」が成功の秘訣
■第10回■稚内北星学園大学・エンタープライズシステムはどこへ向かうのか

東京サテライト校 客員教授
■新しい技術とアーキテクチャを模索する
細川努
所属:(株)アーキテクタス

UMLを使って、ビジネスシステムの上流設計を教えています。AjaxやJava EEの新技術を具体的にどう活用するのかを学生さん
たちと模索しています。
 
■Java SEのトップランナー
櫻庭祐一
所属:横河電機(株)

カッティングエッジとコンサバティブ。この2つの微妙なバランスを、Java SEをベースに考えていこうと思います。
 
■Project Looking Glassの生みの親
川原英哉
所属:Sun Microsystems. Inc.

諸外国での開発経験で学んだことを題材に、海外との技術交流において自分本来の実力を発揮し、日本からの技術発信につなげていく方法を考えます。
 
■アーキテクチャを作る、その背景を探る
萩原正義
所属:マイクロソフト(株)

先進的な手法の導入をするための思想や哲学を学ぶことで、ソフトウェアアーキテクチャを作れる技術者を育てたいと思います。
 
■ホットなテクノロジーをクールに語る
石原直樹
所属:グーグル(株)

最新技術には、必ず新しいアイデア、アーキテクチャなどが盛り込まれています。ときに開発者本人を連れてきて、世界の最前線の息吹に触れていただこうと思っています。
 
■データベースとSOAを熱く語る
佐藤直生
所属:日本オラクル(株)

東京サテライト校では、現場ですぐに使えるスキルや、最新テクノロジをいち早く身に付けられる場所。私は、BPELやSCAなどSOA関連のテクノロジを紹介します。
 
■キャリアの視点で技術を見渡す
藤村厚夫
所属:アイティメディア(株)

IT産業では、将来に確信が持てない時代が到来しようとしています。昨年度は、業界オピニオンメーカー諸氏とともに、これらの可能性と方法を多角的に検討しました。
 
■面白い技術の面白さを見抜く
鈴木雄介
所属:フリーランス

複雑で高度な技術ではなく、Web 2.0のような簡単で面白い技術にフォーカスし、その可能性を自由な発想で一緒に考えていこうと思います。
 
■The Seasar Projectの中心人物
ひがやすを
所属:(株)電通国際情報サービス

Javaの開発をもっと「シンプル」で「Agile」に。これを実現するフレームワーク群「Super Agile Web Development with Seasar2」が、wakhokで話したいテーマです。
 
■現場に適した開発プロセスを考える
萩本順三
所属:(株)豆蔵

ビジネスゴールに最短距離で到達するために、開発プロセスはどうあるべきか。現場で適用している最適化プロセス、モデリングについて、最新の情報をお伝えします。