これからの時代を考える。CCNA認定を取得する
クラウド時代のエンジニアを支える
シスコ技術者認定
システムからネットワークへとパラダイムシフトが進むクラウド時代、今後ネットワークエンジニアの役割はますます大きくなります。いまや、ネットワークに関する知識とスキルは、すべてのエンジニアが身に付ける基礎能力です。
一方、ネットワークエンジニアは、クラウド時代をドライブするために一層のスキルアップが求められます。シスコシステムズは「エンジニアの登竜門」といわれるCCNAからエキスパートレベルのCCIEなど、多様な認定資格でエンジニアをサポートします。
岡邦子氏 シスコシステムズ合同会社 トレーニング ビジネス デベロップメント マネージャー 2005年にシスコシステムズに入社して以来、シスコ技術者認定および認定トレーニングのビジネスデベロップメント、フィールドマーケティングを担当し、シスコ技術者認定の普及に取り組む。 |
――シスコシステムズの“シスコ技術者認定”は汎用性が高く陳腐化しないといわれますが、それはなぜでしょうか?
岡 シスコシステムズは1984年に設立されたネットワーク機器ベンダの先駆者であり(日本法人は1992年に設立)、ネットワーク業界に多くの人材を輩出してきました。その結果、他社のネットワーク機器に大きな影響を及ぼし、それらのコマンド体系はシスコシステムズのコマンドに似通っていると聞きます。そのため、シスコ技術者認定を取得すれば、ネットワークの基礎が理解しやすくなるといわれるのでしょう。それが、ネットワーク業界において、シスコ技術者認定の汎用性が高い理由の1つだと思います。
また、シスコ技術者認定は1993年から始まりましたが、それは「エンジニアのスキルレベルが分からない」という声に応えたからにほかなりません。その背景には、ネットワークエンジニアが、機器販売やネットワークサービスのサポートを提供する際、対応するエンジニアのスキルレベルを証明するという目的がありました。結果的には、お客さまにシスコエンジニアのスキルレベルを証明するだけでなく、技術者認定取得を通じてエンジニア個人のスキルアップを高めることにつながりました。
シスコ技術者認定が陳腐化しない別の理由は、再認定制度にもあります。シスコ技術者認定は一度資格を取得したらそれで終わりではなく、2〜3年ごとに最新技術の知識レベルを確認するために再認定試験を受験する必要があります。確かに、多忙なエンジニアにとって再認定は手間ですが、最新知識やテクノロジを試験に反映して再認定するため、資格が陳腐化することはありません。一部のIT資格は一度取得するとそれで終りです。
その点、シスコ技術者認定の再認定制度は、常に最新の情報を必然的に身に付けられます。現在のように、システムからネットワークへとパラダイムシフトするクラウド時代が到来しても、常に最新の知識やテクノロジを身に付け、第一線で活躍し続けることができます。
――エンジニアにとって、シスコ技術者認定はどんなメリットがあるのでしょうか?
岡 リーマンショック以降の景気低迷の中でも、シスコ技術者認定取得者はユニーク数グロバール平均で一昨年から昨年で約10%伸びています。クラウド時代に入り仮想化技術が注目されている中、エンジニアにとってネットワークが基本であると認知されていること、シスコ技術者認定がエンジニア個人の知識やスキルをサポートしていることが評価されているのではないかと考えています。
一部のベンダ資格は、そのベンダ固有の知識やスキルを身に付けることが目的となっています。シスコシステムズでもスペシャリストという、シスコ固有の知識やスキルを測る資格もありますが、CCNAなどのシリーズにおいて、シスコシステムズはエンジニア個人が身に付けるべきネットワークの知識やスキルのレベルアップに貢献します。もちろん、シスコシステムズのネットワーク機器の設定や操作が身に付くことは当然です。エンジニア個人にとって、シスコ技術者認定はベンダ独自のスキルだけでなく、ネットワークに関する知識やスキルを最新のものに維持でき、最先端のITを活用できるというメリットがあります。
ただ、残念ながら、依然として一部には、「ネットワーク技術は脇役」と考えているエンジニアもいらっしゃるようです。そこで、より多くの方にシスコ技術者認定を知っていただくために、ネットワークの入り口であるCCNAディスカウントキャンペーンを実施しています。エンジニアの方は現在の実力を試すことができ、キャリアチェンジを考えている方にとってはエンジニアへの入り口になります。
――シスコ技術者認定は多様ですが、どの資格から取得したらいいのでしょうか?
岡 シスコではエンジニアのレベルやニーズに応じて、エントリーレベルからアーキテクトまで5段階のレベル、またネットワークの基本であるルーティングとスイッチングスキルを測るR&S分野のほか、7つのネットワークテクノロジーの分野に分かれています。中でも、ルーティングアンドスイッチングのアソシエイトレベルであるCCNAは「ネットワークの入り口」といわれますが、実践的な資格であり、ネットワークのオペレーショナル基礎知識がないと難しいのが現状です。
そこで、まったくネットワークに関する知識がない方は、CCENT(シーセント)から入っていただく方がいいと思います。プロトコルなどの基礎知識やセキュリティ、ボイス、ワイヤレスなどの専門分野のネットワークに絶対必要な用語や、それらの役割を知ることができるからです。これからの時代IT部門の方であればCCENTレベルは基本常識として身に付けることが必須になってくるのではないでしょうか。
また、キャリアチェンジを考えている方や学生さんは、CCENTの方がネットワークの世界にスムーズに入れると思うので、CCENTの取得後、CCNAにチャレンジしていただくことをお勧めします。ネットワーク機器を実際に触ったことのある人であれば、CCNAからチャレンジしてもいいかもしれません。
シスコ技術者認定を確実に取得したいという方には、認定ラーニングパートナーで学ばれることをお勧めします。認定ラーニングパートナーは、シスコが開発した認定トレーニングを提供しているため、より認定試験に近い内容に沿って学べるだけでなく、単なる試験対策以外に実務に役立つ知識を確実に身に付けることができます。トレーニング受講の時間が取れないなど、独学で資格を取得したいという方のためには、シスコプレスの活用が便利です。シスコプレスはシスコシステムズ公認の書籍で、認定トレーニングと同等の内容を提供しており、合格に近い書籍といえます。
今回のCCNAディスカウントキャンペーンを活用してより多くの方に受験していただき、クラウド時代のエンジニアとして活躍されることを願っております。CCNA取得をきっかけに、人生のステップアップに役立てていたただければ幸いです。
提供:シスコシステムズ合同会社
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT自分戦略研究所 編集部
掲載内容有効期限:2011年3月21日
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