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学生よ騙されるでない! ブラック企業の見抜き方

第2回 ネットや雑誌からの情報収集でブラック企業を見抜く


新田龍(ブラック企業アナリスト)
2009/11/30


ブラック企業アナリストの新田龍氏が、人生を棒に振らないための会社選びの極意を伝授する!

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 ブラック企業アナリストの新田龍です。わたしがサラリーマン時代を過ごしたのは、人材業界でした。ご存じのとおり、企業の採用を手伝ったり、求人広告を売ったり、個人の転職支援をしたりするビジネスです。商材は企業の採用に関する情報。そんな「情報を伝える仕事」が立派にビジネスとして成立していることを考えると、企業と個人の間には、「厳然たる情報格差」があるんだなあと、今更ながら感じ入ってしまう次第です。

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 あらゆる企業を見てきたベテランの人事コンサルタントでさえも、「会社には、入ってみないと分からない」といい放ちます。確かに正論なのですが、入る側にとっては、入社後「ブラック企業だった!」などと判明してはたまりません。何とか入社する前の段階で、いま受けている企業がブラックかどうかを見抜く方法はないものでしょうか。

 結論から申し上げると、あるんです。それも、企業と接触する前に、ネットなどで確認できるものが多数。相当の高確率でブラック企業かどうかを判断することが可能な指標や情報源、判断基準をここでご紹介して参りましょう。

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筆者プロフィール
新田龍(にった りょう)
ブラック企業アナリスト、キャリア教育プロデューサー、大学講師、株式会社就活総合研究所 代表取締役、および株式会社ヴィベアータ 代表取締役。
早稲田大学政治経済学部卒業後、ネット上で「ブラック企業」といわれる2社において事業企画、コンサルタント、人事採用職を経て独立。「すべてのはたらくひとをハッピーに」を目指し、これまで5000人以上の面接・カウンセリング経験、早稲田大学など20大学でのキャリア指導経験を持つ。著書に『人生を無駄にしない会社の選び方』、(日本実業出版社)がある。



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