ブラック企業アナリストの新田龍氏が、人生を棒に振らないための会社選びの極意を伝授する! |
ブラック企業アナリストの新田龍です。
企業の選考活動が本格化してきましたね。すでに内定を出し始めた会社もありますから、皆さんの周囲にも早々に内定を決めた人が現れて、「まだ志望企業さえ絞り込めてないのに……」などと焦ってしまう時期かもしれません。
しかし、ここでの焦りだけは絶対に禁物です! 内定は早ければいいわけではなく、あくまで「自分に合った会社かどうか」が大事なのですから。入社してから「こんなはずじゃなかった!」とならないように、ここで確実な企業選びをしておきましょう。
これまで多くの社会人の相談に乗ってきました。その経験上、「こんなはずじゃなかった!」と後悔する原因として多かったのが、次の3つの要素です。
このようなミスマッチが起こってしまうのは、「業界や企業に関する研究不足」「企業や仕事を決める判断軸がない」「表面的な印象で判断してしまった」など、往々にして準備不足が原因に挙げられます。
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そもそも、ITシステム業界のビジネスはいわゆる「BtoB」という業態がほとんどで、身近に触れる機会があまりないため、学生にとってはイメージがしにくいものです。しかも企業の数が多く、それぞれの会社がどんな位置付けで、何が違うのかも分かりにくい。そんな中、手探り状態で探していくしかないというのが現状かもしれません。
そのような情報を得たところで、自分にとって何が決め手になるのかが分かっていない段階では、志望動機や自己PRと結び付けて考えられない、といったこともあるでしょう。
結果的に、会社説明会の雰囲気や、そのときの社員の印象、会社の規模や知名度、そしてメディアで発表される「就職人気企業ランキング」といった表面的な部分で判断してしまいがちです。
しかし、そのような表面的なイメージと、実際に社員として働く実情は異なるものです。
このようなミスマッチは、われわれ求職者側がしっかりと判断できさえすれば防げるものがほとんどです。まさに、いまの時点での取り組みが明暗を分けるポイントになっているといえます。
では、具体的にどのようにしたら良いのでしょうか。
筆者プロフィール | |
新田龍(にった りょう) ブラック企業アナリスト、キャリア教育プロデューサー、大学講師、株式会社就活総合研究所 代表取締役、および株式会社ヴィベアータ 代表取締役。 |
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早稲田大学政治経済学部卒業後、ネット上で「ブラック企業」といわれる2社において事業企画、コンサルタント、人事採用職を経て独立。「すべてのはたらくひとをハッピーに」を目指し、これまで5000人以上の面接・カウンセリング経験、早稲田大学など20大学でのキャリア指導経験を持つ。著書に『人生を無駄にしない会社の選び方』、(日本実業出版社)がある。 | ![]() |
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