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iPhoneで就活を乗り切る

iPhoneを制する者は、就活を制す


第2回 情報をオープンにして「自分」というブランドを作る


松村太郎
2010/10/8


説明会予約、ES作成、面接対策……就職活動をしていくなかで手元に情報は 増える一方。その情報量の多さに振り回されていないだろうか? 就活生が陥りがちな問題を、就職活動の全体的な場面で想定しつつ、iPhoneを使って問題を軽減する方法を伝授する

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就活も人脈も、情報次第

 前回「時間と人脈管理は、「仕込み」が肝心」では、時間管理とコミュニケーションについて説明しました。今回は、iPhoneを使って「情報」を発信・収集する秘訣(ひけつ)をお伝えします。

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 就職活動がスタートすると、学生は一気にスケジュールがタイトになります。同時に、大学やアルバイトなどで話す人たちだけでなく、同じ企業や業界を志望する他大学の学生、OB・OG、企業の人事担当者など、これまで以上にたくさんの人たちとかかわるようにもなります。さらに、業界・企業情報など、扱う情報量が莫大となり、「締め切り」を持つことも増えてきます。

 情報を「どう使うか」は、就職活動を成功させる不可欠な要素です。「何を知っているか」も人脈形成の武器になり、就職活動やその先の社会人生活に役立つ資産をつくり上げることになるでしょう。

 就職活動での基本的な戦略は、「的確な情報を集め、使える状態でストックし、活用する」ことです。自分のブランディングをしたり、相手に貢献することで、さらなる情報と人脈を集められるよう、情報を活用していきたいものです。情報を扱う起点となるのが、ほかならぬ“iPhone”なのです。

検索スキルを高め、情報ソースを確保する――「Google検索ツール」

 iPhoneにはWebブラウザのSafariが入っています。ふだん、皆さんが情報を検索するときに活用する「Google」では検索やニュース、RSSリーダーなどを含め、情報収集に役立つほとんどのツールがiPhone用に最適化されています。つまり、iPhoneを使えばパソコンなしで、いつでもどこでも情報を調べられるようになるのです。

 しかし、検索にも「うまい」「下手」があります。Web上には膨大な情報があるため、必ずしも自分が欲しい検索結果が得られるとは限りません。場合によっては古かったり、間違った情報をつかんでしまうこともあります。それ以前に、検索キーワードが的確でなければ、関係ない情報ばかりを集めてしまうことにもなります。

 そのため、検索では「情報を絞り込む」ことと、「情報を複数取り寄せて比較する」ことが必要となります。

 情報の絞り込みは、検索キーワードで絞り込む方法と、Googleの検索ツールで絞り込む方法の2通りがあります。Googleの検索ツールを使えば、検索キーワード1つでニュースや画像の検索が可能になります。さらに、検索ツールでは情報の「新しさ」も検索条件に加えられます。ある商品や事件について、昨日発表された最新の数字を知りたいという場合は、期間指定を「24時間以内」にすれば、以前の情報は検索結果に表示されなくなります。こうして、Google検索を使いこなせば、的確な情報にたどり着けるのです。

情報を比較する――「Googleリーダー」

 求めている情報にリーチできたら、次にその情報を比較します。「新聞だから正しい」「ブログだから間違い」とメディアで決めつけるのではなく、自分で考えて情報内容を判断できる目を養いたいものです。そのために、自分用の情報ソースを複数持ち、気になる情報は常に入ってくる状況をつくる必要があります。

 例えば「Googleリーダー」は、ニュースサイトやブログなどの更新情報をまとめられるRSSリーダーサービスです。チェックしたいサイトについて、効率的に最新情報が得られます。

 筆者の場合、RSSを登録したサイトで1日に1000件以上の更新情報があっても、必要な情報とそうでない情報を30分ほどで振り分け、必要な情報をじっくりと読んでいます。iPhoneにはGoogleリーダーと連携するアプリがそろっていますが、オススメは、Googleリーダーの操作を快適なインターフェイスでこなせる「Reeder」です。

 最近では日本経済新聞の電子版や、毎日新聞アプリなど、新聞記事をiPhoneから読めるようになってきました。特に「あらたにす」は、日経・朝日・読売の各紙を比較しながら記事が読めるため、「情報収集」と「情報の比較」を一度に行うことができます。Googleニュースも、同じニューストピックを複数の媒体からチェックできるので便利です。また、Googleアラートを設定すると、「広告」「携帯電話」など興味のあるキーワード別でニュースをまとめてくれるため、業界研究などにはぜひ活用したいところです。

Twitterを駆使して「自分」というブランドを作り上げる

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