キャリアアップのため、さらなる成長のための転職。こうした転職を成功させるため、きわめて有用な戦略がUターン/Iターンだ。一般的な転職では得られないメリットがあることに加え、その商圏ならではの特性を理解し、役立てることで、飛躍的なキャリアアップが望める。このようにさまざまな選択肢を提供するのが、マイクロソフトコンサルティングサービス――MCSだ。 |
■より良い働き方を実現するための条件とは? |
現在、 ITエンジニアの大半が「仕事がつらい、つまらない」「このままでいいのだろうか?」など漠然とした不平や不満を抱えているといわれている。こうした不平・不満の陰には、大きく2つの「不安」が潜んでいる。
1つは、仕事そのものについての不安だ。仕事内容が自分の望むキャリアにつながらない、会社の方針と自分の希望が重ならないといったことに対する不安が、仕事への不満になっていく。
そしてもう1つは、人生や生活に対する不安だ。例えば、地方から上京しているITエンジニアの場合、地元に残してきた両親や家族の問題はとても重要だ。年齢を重ねれば、両親の介護などの必要性が出てくることもあるだろう。既婚者であれば、妻または夫の故郷に戻って両親と同居するかどうかという課題もあるかもしれない。地元近くに転勤できるのであれば問題ないが、そういった要望が受け入れられないことも多くあろうし、事業所がない場合はそもそも転勤という選択肢がない。結果として、「もっと時間的に余裕がある仕事に就きたい」「地元に事業所がある会社に転職しよう」など、仕事を見直すきっかけとなる。このように、生活面で不安を抱えている状態では、仕事に十分身が入らないなど、良い働き方ができているとは感じ難いであろう。
逆にいえば、これらの不安を取り除いていけば、「より良い働き方」が実現できる。転職を考えるうえで、「仕事」「人生・生活」の不安は、どちらも切り離せない大きな問題だ。それを解決するのが、Uターン/Iターン転職だ。
図 Uターン転職を決意する瞬間 |
■Uターン/Iターン転職を決断するとき |
Uターン/I ターン転職が、「仕事」「人生・生活」の不安をどのように取り除くのだろうか。以下、地方に帰省して転職するUターン転職に的を絞って考えていこう。
Uターン転職が、なぜ仕事やキャリアに対する不安を払拭(ふっしょく)するのか。それは前回の「マイクロソフトのITコンサルタント―大阪という選択」で説明したように、“Uターン転職だからこそ得られるキャリア”があるからだ。
Uターン転職には、その地域の特性に応じ、自分の望むようにキャリアアップを図れるというメリットがある。例えば前回紹介した大阪地区は、顧客が本音で案件に臨むと同時に、厳しいコスト管理を求めるという傾向がある。折衝力、コスト管理能力を磨くには最適な土地柄だ。一方でビジネス書や教科書に書かれている通り一遍の提案ではなく、「自社に最適化された提案」と「結果」の両方をシビアに評価する、という地区もある。名古屋を中心とする中部地区がこれに当てはまるといえるだろう。こうした地域は、いうまでもなく提案力や企画力、「結果を出す」までの実行力を育むのに最適だ。
また、Uターン転職ならば、生活の基盤を両親や家族と近い地域に築き、さまざまな不安を払拭しながらも自分の望むキャリアプランを実現する――こうした理想的な働き方を手に入れることもできるのだ。
このようなチャンスを豊富に提供しているのが、マイクロソフトコンサルティングサービス統括本部(Microsoft Consulting Services:MCS)中部コンサルティング部(以下、MCS中部)だ。同部は「キャリアと生活を充実させる」職場として、多くの転職希望者を募っているという。
■名古屋で「実績を残せる」コンサルタントを目指せ! |
マイクロソフト 中部エンタープライズサービス部 部長 片山龍児氏 |
「名古屋は元来地元志向の強い地域ですが、IT企業の多くが東京に本社を構えているため、地元出身の優秀なITエンジニアの多くが首都圏に出ている状態です。とはいえ、キャリアアップはもちろんさまざまな事情から、名古屋に戻りたい、名古屋の企業に転職したいという方もいらっしゃるでしょう。MCSでは、そうした事情もすべて考慮し、当社でITコンサルタントとして働きたい方を幅広く募ります」と語るのは、MCS中部 部長の片山龍児氏だ。
片山氏によると、マイクロソフトの中部だからこそ、さまざまな転職希望者の事情に応えられる"懐"があるという。その理由を、前述した「仕事」と「人生・生活」という両面から見ていこう。
まず仕事面について片山氏はこう語る。
「名古屋は、首都圏と比べると新規参入者をなかなか受け入れない地域といわれています。しかし一度相手の期待に応えると、その後は末永いお付き合いが続くのも、名古屋ならではの特徴といえます。相手の期待とは、具体的には『お客さまが抱える課題に適切な解決策を提示し』『必ず結果を出す』という2つ。教科書的な解決手法を述べるだけのコンサルティングは通用しません。1つのプロジェクトが終わると、飛躍的に成長している自分に気がつくはずです」(片山氏)。
■世界が注目するプロジェクトでキャリアを積む! |
中には、「首都圏以外で果たして仕事の幅が広がるのか」という疑問もあるだろう。MCS中部は、案件数の割合こそ製造業系が約8割を占めるが、製造業以外も金融業、流通業なども顧客に持ち、幅広い業種でコンサルティングの経験が積める。特に製造業系では大規模システムへの参画も多い。また、「多くのお客さまが、高いレベルの技術や知識、提案力をコンサルタントに求めます。そのため、結果を出すためには必然的に自らの能力を高め続けなければならず、キャリアを磨く意味では、非常に良い所だと思います。お客さまの課題に真摯(しんし)に取り組むこと自体が、非常に勉強になります」(片山氏)という。
そもそも日本企業は、世界的に見てもコスト削減や生産性向上に熱心である。中部地区は、日本中で最もそれが浸透している地域だ。それだけに、「中部地方のお客さまは、ITコンサルタントに、“考え抜かれた良い提案と、具体的で実行可能な課題解決策”を強く求めています。日本の中で最もITコンサルタントの提案力と実行力が問われる環境の1つです」と片山氏は語る。これが強いモチベーションとなり、それが“結果”につながっていくそうだ。
マイクロソフト コンサルティングサービス統括本部 プリンシパルコンサルタント 酒井貞亮氏 |
マイクロソフト コンサルティングサービス統括本部 中部コンサルティング部に所属するプリンシパルコンサルタントの酒井貞亮氏も、「次の仕事を呼ぶのは、とにもかくにも実績です。実績を作らなければ次がない。ですから必ず実績が求められます。これを厳しい条件ととらえることもできますが、コンサルタントからすれば、実績を残すまでのプロセスで得た経験、スキルは計り知れない。首都圏の案件で細分化された仕事をこなしていたころと比べて、成長のスピードは3倍にも4倍にも高まったと感じています」と語る。
また名古屋は、日本を代表する大手企業の拠点として世界的に名高い。そのため、MCS中部で担当するプロジェクトは、米国レドモンドの本社はもとより、世界各国のMCSコンサルタントからも注目されることも多く、海外のMCSコンサルタントとの技術交流も活発に行われている。「中部コンサルティング部に入れば、世界が注目するプロジェクトに関わる機会がおのずと増えることになります。大規模システムに関わりたい、注目度の高い案件でキャリアを構築したいというのならば、これほどお勧めできる環境はありません」と片山氏はいう。
■マイクロソフトだから家族を大切にした仕事ができる |
では、人生や生活面でUターン転職を考えているITエンジニアにとって、どのようなメリットを提供するのか。具体的に、前出の酒井氏のモデルケースを見ていこう。酒井氏は、愛知県三河地方の出身で、1995年の就職時に上京し、6年間首都圏で勤務した経験があるという。そして30代が近くなり、地元に残した両親のことを考えてUターン転職を決意。 2001年にマイクロソフトへ転職した。当初は東京勤務だったが決め手になったのは、「高度な技術力、多様な案件、優秀な人材という企業資産があることで、自分のキャリアアップにつながる」「将来、出身地である名古屋方面への転勤希望をかなえてくれる」という2つだったという。
実際、2003年に酒井氏は両親の健康状態を考慮し、名古屋への転勤希望を提出。すぐに受理され、現在は地元で、仕事も私生活も充実させている。
「名古屋というと組み込みソフトウェア開発の求人が多く、いわゆるオープン系システム開発に関する求人となると選択肢が少なくなるため、仕事の内容や待遇などの条件が合わず、Uターンをあきらめてしまっている人がいるのではないでしょうか? 私自身、2001年の転職の際には、これまでの経験を捨て、組み込みソフトウェア開発に路線を変更するか否かで、随分と悩みました」(酒井氏)
「実際に私が名古屋で携わった案件を振り返ると、そのようなことはありません。逆に、お客さまの案件の規模が大きかったり、話題性の大きなシステムであったりすることもあります。そこで成功すれば、大きな成長と評価を得ることができる、そんな環境が名古屋にはあると思います。また、地方だからといって、ハンディキャップを感じたことはありません。スキルアップのためのトレーニングなどの機会は等しくありますし、分からないことは、国内外の社内のコミュニティに質問を投げかければ、誰かが答えてくれます」と酒井氏は語る。名古屋のほか、大阪など大都市圏に支社を持つマイクロソフトであれば、転職希望者の多様なニーズに対する受け皿も多い。
■MCS中部が求める人材 |
そんなMCS中部では、どのような人材を求めているのだろうか。
MCSコンサルタントは、大きく「開発系」「基盤系」「戦略系」という3種に分類されている。これまでは開発系コンサルタントの人数が最も多かったが、「今後は、内部統制を見越したIT基盤の構築が重要になりますし、私たちもそうしたお客さまの課題に的確にお応えしていかなければなりません。そのため、アプリケーション層の基礎を支える基盤系コンサルタントを数多く募集します。Windowsインフラはもちろんですが、ネットワークインフラやコミュニケーションインフラの構築経験があればなお可です。コンサルタント職なので豊富な経験をお持ちである方が望ましいのはいうまでもありませんが、20代後半の若手の方であっても、ポテンシャルがあると判断できれば、それも評価させていただきます」と片山氏はいう。
MCS中部の特徴は、コンサルティング部門とサポート部門がシームレスに動くこと。双方に持ち込まれる案件を、片山氏を中心とし、コンサルタントとサポートのスタッフ全員が吟味できる。「中部地域では、マクロソフトとしての窓口を一本化してほしいというお客さまが多く、そのため両者をシームレスにつなぐ組織編制が必要なのです」と片山氏は説明する。東京本社を含め、同社のどの拠点よりもきめ細かい対応が可能であり、これがMCS中部の実績につながっている点も見過ごせない。つまり、個々人のチームワーク力も鍛えられるのだ。
キャリアアップ、スキルアップ、そして人生や生活面の不安の払拭――さまざまな希望を受け入れ、今後の自分の糧となる、最適な職場へ踏み出してみよう。
マイクロソフトでは、中部地域以外からの応募者のため、交通費の負担、テレビ会議システムを使った面接など、さまざまな方法で転職希望者を支援いたします。この機会に、ぜひマイクロソフトMCS中部で、あなたの経験やスキルを生かしてください。 |
ITコンサルタント限定 キャリア登録 |
■ キャリア登録とは |
マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業本部
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2007年6月25日
会社概要 |
■会社名 マイクロソフト株式会社 ■本社所在地 東京都渋谷区代々木 2-2-1 小田急サザンタワー ■代表執行役社長 ダレン ヒューストン ■設立 1986年2月 ■資本金 4億9550万円 ■従業員数 1775名(男性:1419名 女性:356名) (2006 年4月3日現在) ■平均年齢 35.8 歳(男性:36.1 歳 女性:34.4 歳) ■事業内容 コンピュータソフトウエアおよび関連製品の営業・マーケティング ■経験者採用 経験者採用情報トップへ |
募集職種・勤務場所 |
■基盤系コンサルタント |
MCSについて |
■コンサルティングサービスの詳細 ■コンサルタント募集職種の詳細 ■コンサルタントキャリア登録 |
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2007年3月、マイクロソフト中部支店 新オフィス誕生! |
2007年3月、MCS中部のスタッフが勤務するマイクロソフト中部支店は、名古屋駅から徒歩5分の新しいビルに事務所を移転した。地上21階のオフィスには、やわらかい陽光が絶えず降り注ぎ、職場全体が明るい雰囲気に包まれている。また全会議室にテレビモニターが備わり、テレビ会議システムでワールドワイドの会議に参加、発言ができる。さらにコンサルタントには、デスクトップPC2台とノートPC1台を供給し、1人1人の業務パフォーマンス向上を支援するという。
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