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会社が伸びない理由は研修にあった ヒューマンスキルを育む社員教育研究所の新入社員研修




  「ITエンジニアのヒューマンスキルの欠如」が叫ばれて久しい。表面化しにくいファクターだけに、放っておくと顧客や協力企業との信頼関係にヒビが入ったり、プロジェクトが頓挫したり、仕事を失ったりすることもある。まさに企業の命運を左右しかねない問題だが、日々の仕事の中でヒューマンスキルを獲得するのは非常に難しく、企業もこの課題に対処できていないのが現状だ。この状況を打破するにはどうすべきか。「ヒューマンスキルの育成のカギは、新入社員研修にあり」という社員教育研究所に話を聞いた。  

    「ヒューマンスキル」は
IT業界共通のテーマ

 昨今、IT専門誌をはじめとする各メディアで取り上げられている大きなテーマに「ITエンジニアのヒューマンスキル」がある。3〜4年前より、プロジェクトマネジメントの重要性が認識され始め、プロジェクト成否のポイントとしてヒューマンスキルが注目されてきたのだ。

 ヒューマンスキルとは「相手に対して礼儀正しく振る舞い、良い印象を与え、好かれ、気持ち良く共同作業ができること」であり、コミュニケーションの基本ともいえる。

 例えば、2003年に@IT自分戦略研究所が実施した読者調査(第2回 読者調査結果発表 〜8割の技術者がヒューマンスキル向上に前向き〜)では、「顧客コミュニケーション力」「チーム内コミュニケーション力」の必要性を実感する声が大きかった(図1)。ビジネス要件や技術要件が厳しくなる中、顧客企業や協力会社との円滑なコミュニケーションがプロジェクトの成否を握るといっても過言ではない。ITエンジニア個人は、ヒューマンスキルの重要性を強く意識していることが分かる。

図1 ITエンジニアに重要なヒューマンスキル/ビジネススキル(複数回答 N=512、@IT自分戦略研究所 第2回 読者調査結果発表より)

 企業側の状況はどうか。情報サービス産業協会(JISA)では、「情報サービス事業者」に対して「現在の人材・スキルの充足度」などのアンケートを実施し、その結果を「情報サービス産業白書2005年版」として発表している。これによると、「事業展開上で不足している人材」として「プロジェクトマネジメント」を挙げたJISA会員企業が91%(図2)、「PMで最も不足しているスキル」としては「問題分析能力・問題解決能力」「リスク管理能力」「顧客とのコミュニケーション能力」を挙げた企業が多かった(図3)。

図2 事業展開上で不足している人材(情報サービス産業白書2005年版 2005年7月5日講演会資料 JISA白書委員会より)

図3 PMで最も不足しているスキル(情報サービス産業白書2005年版 2005年7月5日講演会資料 JISA白書委員会より)

 ITエンジニア個人と企業で「コミュニケーション能力」の重要性についての認識が少し異なるが、例えば企業が重要視している「問題分析能力・問題解決能力」にしても、顧客や協力会社との円滑なコミュニケーションが成立して初めて発揮できるもの。現場で仕事をしているITエンジニアは、ヒューマンスキルの重要性を理解しているといえる。

    ヒューマンスキルの欠如が
会社の成長を阻害する

 だがヒューマンスキルの重要性について、企業とITエンジニアの間にあるわずかな意識のズレが、マイナス要因を生み出している。それは「企業の中ではヒューマンスキルが身に付かない」こと。「ヒューマンスキルを獲得するには、場数を踏んで経験を積むしかない」と考えるITエンジニアは多いが、思うように力が付かないのは、いまだに各メディアが「ヒューマンスキルの重要性」を叫び続けていることからも明らかだ。

 企業の人事担当者や経営者は、「ヒューマンスキルの欠如がすべての問題を引き起こし、ひいては会社の成長を阻害している」という事実を認識する必要がある。ヒューマンスキルの欠如によって生まれる弊害として、大きく3つ挙げられる。

1.顧客のニーズを把握できない

 どんなに技術力が優れていても、顧客の求めるシステムを提供できなければ価値はない。だが顧客企業、特にエンドユーザーにとって、システム要件を正しく伝えることは困難だ。何度もヒアリングを重ね、問題意識を合わせなくてはならない。

 そこで必要となるのは「顧客に好かれること」に尽きる。同じ議論を繰り返し、相手の要求を理解するには、テクニックだけではない信頼感が求められる。

2.プロジェクトチームの士気が低下

 チームでの仕事では、たった1人の無気力な態度が全体の士気を低下させてしまう。どんな立場にいてもはきはきした態度を保ち、チームのムードやモチベーションを高めることが、いい仕事をする条件だ。

3.顧客/開発チームから信頼感を得られない

 プロジェクトでは、思わぬミスが発生することもある。ミスをなくす努力ももちろん必要だが、肝心なことはミスが発生したとき、どのように対処するかということ。ミスを認め、真摯(しんし)に謝罪し、リカバリに務めることが重要だ。これができなければ、顧客からはもちろん、チーム内での信頼も得られず、継続的な仕事を失うリスクも高い。

 このように、問題の発見・解決も、売り上げも、ITエンジニアのヒューマンスキルによる部分が大きい。さらに別の視点から考えると、昨今話題のオフショア開発に対抗する手段としてヒューマンスキルが果たす役割は無視できない。なぜならオフショア開発の最大の課題が「海外とのコミュニケーション」だからだ。言語の問題以前に、人とのかかわり方などの文化の違いがコミュニケーションの弊害となっている。エンジニアのヒューマンスキルの有無が、オフショアをはじめとする競合と差別化できる価値になるわけだ。

    意識や考え方、行動を変える
新入社員研修とは?

 ヒューマンスキルの重要性は分かったが、実際の仕事のうえでその能力を身に付けていくのは困難を極める。とはいえ、企業側にはヒューマンスキル育成に必要なノウハウもリソースもない。

 前出の「情報サービス産業白書2005年版」にある「情報サービス事業者の動向:人材育成における問題点」では、多くの企業が「戦略的な人材教育ができていない」「業務多忙であり教育に割く時間がない」「育成人材(指導員)が不足している」と答えている。さらにいえば、もともとIT業界は、ヒューマンスキルよりも技術力や資格を重視する傾向にあり、基礎的な礼儀作法の育成に弱い。

 そんな問題を解決するのが、通称“地獄の訓練”といわれる管理者研修を運営する社員教育研究所の新入社員研修だ。

 同社の研修の特徴は3つある。第1に、職種や業種によらないベーシックなビジネススキルの向上に注力していること。第2に、セミナーでビジネス本来のあるべき姿を「知識」として根付かせ、それを文字どおり“身に付ける”ための訓練とセットにしていること。第3に、知識の習得と訓練を通じ、ビジネスマンとしてふさわしい意識を持つ社員に「変革」することである。新入社員研修を請け負う企業はほかにもあるが、「身に付けさせる」「意識を変える」ところまで効果を挙げるプログラムはなかなかない。

 なぜこうした効果が得られるのか。同社の新入社員研修プログラムは、セミナーも訓練も、基本に「反復」を据えている。例えばセミナーならば、受講者自身に考えさせ、自分で問題点を発見できるように何度も問いかけを繰り返す。訓練ならば、何度も審査を繰り返し、自分自身で問題点を発見して克服するまでやり直しをさせる。このような反復を経ることで考え方や行動が変わり、意識の変革につながるという。特に新入社員の場合、「指示待ち人間」になってしまい、積極性や行動力に欠ける場合も多い。そうした社員を積極性・行動力のある人材にすべく、考え方や行動、意識を変えるのが同社の新入社員研修なのだ。

    “できない自分”と向き合うことで
行動や意識が変わってくる

 「知識を根付かせる」セミナーとは、具体的にどのようなものか。

社員教育研究所 セミナー講師 リーダー 染野裕氏

 同社のセミナー講師 リーダーである染野裕氏は「学生時代の友人同士のコミュニケーションと異なり、ビジネスでは礼儀作法がすべての基本。この事実を理解し、きちんとした礼儀作法やヒューマンスキルを身に付けるには、新入社員のうちに社会人としての心構えを確立させることが重要です」と前置きし、「そのため当社の研修では、受講者(新入社員)に厳しく接し、学生気分や甘えを徹底して排除します」という。

 例えば、セミナーで身に付けるべき重要な知識の1つに「礼儀正しさ」がある。ほとんどの受講生は「大きな声で自分からあいさつする」「大きな声で返事をする」「笑顔で接する」という基本知識は持っているが、実際の行動には反映されていない。学生時代はそれでもよかったが、社会人では許されない。まずは受講生自身にこの事実に気付いてもらうため、何度も何度も「なぜあいさつは必要なのか」「なぜ大きな声を出すことが有効なのか」「礼儀によって、人間関係や組織のコミュニケーションはどのように変化するか」を問い続ける。回答はいくつ出したからOKということはない。「だから、これまでの自分の態度を改善しないといけないのだ」と本人が気付くまで問い続ける。

 学生のときのように回答を出したら終わりではなく、自分の頭で考え、思考や行動を「変えなければ」という意識に持っていくため、セミナーは非常に厳しい。染野氏の言葉を借りれば、「“できない”自分と向き合うまで続けるので、受講者にとっては非常に苦しいでしょう」ということだ。その代わり、自分自身と向き合って意識が変わった受講者は、涙を流さんばかりに感動することもあるそうだ。

    基本ビジネス5能力と
マナーが「身に付く」訓練とは

管理者養成学校 第一指導部 主任講師 木内誠氏

 訓練コースを担当する管理者養成学校 第一指導部 主任講師の木内誠氏は「ベースにあるのはやはり人間関係や礼儀、あいさつなどのヒューマンスキル習得ですが、この訓練コースではそうした基本的なヒューマンスキルのみならず、ビジネスに必要な5能力を伸ばし、行動となって表れるように反復練習させます」という。

 ビジネスの基本能力とは、「話す・聞く・読む・書く・考える」の5つ。ヒューマンスキルと同じく非常に基本的なものだが、「ビジネスの現場で役に立つ」ものになるまで徹底的に磨きをかける。

 例えば「話す」「考える」の分野ではスピーチの審査を行い、声の出し方から姿勢や態度、説得力までのスキルを総合的に伸ばしていく。これはあるテーマに基づいて、自分の考えを7〜8分の演説にまとめ、発表するというプログラムだ。相手を説得するため、内容を論理的に考え、構成を組み立てる。審査ではスピーチの内容に加え、声の大きさや感情の込め方なども見る。合格するまで話し方や声の出し方を変えたり、内容を推敲(すいこう)したりを繰り返し、自然と「説得力のある話し方」が身に付くようになる。

 「審査には、受講者の方の反復練習を促し、行動を変える目的があります。同時に能力を最大限に引き出すためのほどよいプレッシャーにもなります。スピーチ以外にも5能力を伸ばすさまざまな項目について、声の出し方やきびきびした態度などすべてを総合的に審査することで、意識や考え方、行動の変化につながります」(木内氏)という。こうした反復による変化が訓練の醍醐(だいご)味だ。合宿中はあいさつの仕方や声の出し方など日常生活から行動を変えるように指導を受け、同じことを何度も繰り返す。これにより、コミュニケーションスキルが身に付くのだ。

 「特に最近の新入社員には、能力もあるし素直なのに、感情表現に乏しくコミュニケーションスキルが著しく欠けているという点があります。そんな新入社員もこの学校で大きな声を出してあいさつしたりスピーチしたりすることで、これまでの意識の殻を1つずつ脱ぎ捨てることができ、徐々に行動や意識が変わってきます」(木内氏)。実際、受講生からは「感動した」「ここまで意識や考え方、行動が変わるとは思わなかった」など、「受けてよかった」という声が後を絶たないそうだ。そして身に付いた行動力やスキルは、会社に戻ってからいかんなく発揮されるという。

 ヒューマンスキルの重要性を認識し、新入社員教育を見直したいと考えるならば、同社の新入社員研修にトライしてみてはいかがだろう。企業を劇的に変えるほど大きな力を得られるはずである。

企業力を高める新入社員研修とは?

現在、ITエンジニアは“技術力”だけではなく、『高いヒューマンスキル』が求められています。そして、ITエンジニアのヒューマンスキル向上は“経営者の責務”です。企業価値を高める社員を育成したいと思っている方、ぜひ次の研修コースの資料をご一読ください。

■GO!フレッシュマン現代の行動学
新人ビジネスマンの意識を衝撃的に変える礼儀、仕事の受け方、上司の役割、部下の役割を認識する

■THE接遇
さわやかな笑顔、明るい挨拶、ハキハキ対応ができるようになる礼儀、人に接する基本を身につける

■ビジネス成功の条件
新人・若手ビジネスマンの行動力、精神態度の両面をビジネスマンの第一歩として徹底指導

■女子戦力化訓練
女性社員の積極性と自主性を養成し、業務をテキパキと処理する実務能力と行動力を強化


※送付資料のサンプル

上記以外にも様々なコースがございますので、お気軽にお問い合わせください(カスタマイズ研修もご相談ください)。

新入社員育成に役立つ資料と実力が確実に付く研修のご案内を特別にお送りいたします

再考 人材育成シリーズ
その1
プロジェクトのデスマーチはPMを育成しない企業側の責任?!
その2
会社の成長は社員の育成法で決まる?!
その3
仕事の成果を上げるコミュニケーションとは?
その4
コミュニケーション能力が仕事の出来を左右する

提供:株式会社社員教育研究所
企画:アイティメディア営業本部
制作:アイティメディア営業本部
掲載内容有効期限:006年6月30日


新入社員育成に役立つ資料と、実力が確実に付く研修のご案内を特別にお送りいたします。

会社概要
■株式会社社員教育研究所

■本社
東京都新宿区西新宿1-1-6ミヤコ新宿ビル

■設立
昭和42年3月

■代表取締役社長
元橋康雄

■事業内容
・一般企業の管理者の合宿訓練による能力開発
・各種セミナーの開催
・企業内教育の視聴覚教材の企画、制作、販売
              

社員教育研究所 新入社員研修

社員教育研究所の研修は「本物の知識を習得する研修(セミナーコース)」と、「本物の知識を使えるようにする研修(訓練コース)」の2つを両輪とし、お互いに相乗効果を発揮するように設計されています。

▼セミナーコース
■GO!フレッシュマン現代の行動学

新人ビジネスマンの意識を衝撃的に変える礼儀、仕事の受け方、上司の役割、部下の役割を認識する


■THE接遇
さわやかな笑顔、明るい挨拶、ハキハキ対応ができるようになる礼儀、人に接する基本を身に付ける


▼訓練コース
■ビジネス成功の条件
新人・若手ビジネスマンの行動力、精神態度の両面をビジネスマンの第一歩として徹底指導

■女子戦力化訓練
女性社員の積極性と自主性を養成し、業務をテキパキと処理する実務能力と行動力を強化



新入社員育成に役立つ資料と、実力が確実に付く研修のご案内を特別にお送りいたします。