TOEIC335点からの挑戦

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第3回 ついにTOEIC受験! いきなり600点を越えるのか?

山本幸志
2008/6/18

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「どうやったらそんな点数取れるの?」

 この連載の執筆も、いい刺激になっています。読んでくれた皆さんの反応も楽しみです。ですが中にはこんな反応も……。

友人 「記事読んだよ、面白かった」
「あっ、ありがとう」
友人 「英語、頑張っているんだね」
「うんっ、まあね!」
友人 「私の周りでも評判だよ」
「そう?」
友人 「『どうやったらそんな点数取れるの?』って……」
「……(絶句)」

 「全国平均より低い」事件「筍と蛤」の悲劇に引き続き、私の心には、またまた深い傷が残りました。

 「どうやったら取れるの?」と聞かれても困ります! 苦手なものは誰にでもあるじゃないですか。自転車に乗れない人に、「どうして乗れないの」といっているようなものです!

 とはいえ、いまや英語もある程度までは一般常識の範囲ですし、お金を払って英会話スクールに通っているのですから、いつまでも苦手だとはいっていられません。早く英語力を上げて、TOEICでも600点を達成するから待っていろよ〜!

TOEIC試験対策は?

 さて、今回の受験前に行ったTOEICの試験対策について紹介しましょう。なんだかんだいって、時間をあまり取れませんでした……。

 前回の記事では、以下の2点で対策を行うということをお伝えしました。

  1. TOEICの試験形式に慣れる


  2. ともかく語彙(ごい)力をつける

 残念ながら2はほとんどできませんでした。時間がなかったので、1に絞らざるを得なかったのです。

 どういうポイントで使用するテキストを選んだかについては前回お話ししましたが、実際に利用したのは『TOEICテスト 新・最強トリプル模試』という本です。

 この本を買ったのは、実は前回のTOEIC受験の直前でした。が、ほとんど利用できなかったという苦い思い出があります。Web上での評価などを読んでいると、本番のTOEICより難しめの対策本だと感じている人が多いようです。なので答え合わせをした際に不正解が多かったのは、「本番より難しかったからだ」と思うことにしました。いまの私にとっては、そもそも本番の試験が難しいので、差がよく分かりません(!)。なお、この本には続編も出ており、問題のレベルや出題方法などがより実際のテストに近づいているようです。

 そんな難しいこの本、私の利用法は、

  1. ポイントとして挙げられている試験時の進め方を読んで理解する


  2. その進め方で、実際の試験を想定して模試に挑戦してみる

というものでした。本来は、

  3.模試の内容をよく復習し、その後苦手分野の対策を行う

という部分まで踏み込みたいのですが、そこまでは至りませんでした。

 この本はそれほど高価でもなく、リスニングも含めて練習できるのでよいと思います。なお、3回分の模試に対して、収録したCDが2枚組なので、2回目のリスニングテストは途中でCDが分かれてしまっています。実際の試験を想定して模試に臨む場合、何らかの対策をした方がよいかと思います。今回は2回目を利用しませんでしたが、私はICレコーダーにデータを移してしまいました。

 また、この本は問題と解答の2冊に分かれており、問題だけ持ち歩くことができます。ちょっとした空き時間に1パートだけやりたい場合などは荷物が軽くなってよいです。

 今回は十分に対策ができたとはいい難いですが、それでも本番のTOEIC受験の際、本で覚えたテクニックを利用して問題に解答することができました。例えばリスニングセクションのPart1では、すべての選択肢を聞き終わってからどれが正解かを判断するのではなく、それぞれの選択肢を聞いた時点でそれまでで一番正解に近いものに鉛筆の先を置いておき、聞き終わったときに鉛筆の置いてある個所にマークをするなどです。

 ただし、リーディングセクションのPart6や7では、そう簡単にはいきませんでした。はっきりいって問題の文章がかなり難しく、最小限の内容を読んで判断するといったような解答の仕方はできませんでした。最後の方の問題は長文を読む時間がなく、ラスト5分で適当にマークをするという状況でした。

 それでも、空欄が多数あった前回の受験時よりは、時間の配分などが見えてきたということになるでしょうか。

社員旅行で、英語は通じたのか?

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