これからの時代を考える。CCNA認定を取得する
シスコ技術者認定試験現場からのレポート
クラウド時代のデファクトスタンダード、CCNA取得のススメ
クラウド時代に入り、ITはシステムからネットワークへとパラダイム転換し、ネットワークエンジニアの果たす役割がますます大きくなっています。ネットワークの入り口がシスコ技術者認定CCNAであり、受験者をサポートするのがシスコシステムズのオフィシャルテスティングセンターです。
世界最大の教育メディアサービス会社であるPEARSON VUEはシスコのオフィシャルテスティングセンターとして、公認テストセンター約150の公認試験会場でCCNAなどシスコ技術者認定を提供しています。
PEARSON VUEは全世界で年間600万配信にも上るIT関連試験を提供しています。今回は、ITエンジニアのキャリアアップをサポートしているPEARSON VUE担当者お2人に、CCNA受験の様子と資格の価値について伺いました。
渋谷徳生氏(写真左) ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン株式会社 チャネル・クライアントサービス 高校留学エージェント、米系オンライン大学院などを経て現職。現在、麹町試験会場のテストアドミニストレータ、試験会場の開拓とリレーションを担当。 畠山尚固氏(写真右) ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン株式会社 チャネルセールス&アカウントマネージャー 大手外資系サービス企業、外資系ハードウェアなどを経て現職。現在、シスコシステムズやオラクルをはじめ各種認定団体のアカウント、全国試験会場とのリレーションを担当。 |
――シスコオフィシャルテスティングセンターであるPEARSON VUEの特長はどこにあるのでしょうか。
畠山 PEARSON VUEは、世界55カ国で年間約600万配信するCBT(Computer Based Testing:コンピュータを活用した学習支援システム)業界のリーディングカンパニーです。さらに、個人向け出版のペンギン・グループや専門家向けの電子メデイア、教育・研修などを展開する世界最大の教育メディアサービス会社でもあります。
シスコシステムズの技術者認定を含めた各種認定試験の公認テストセンターのハブとして、試験を配信しています。弊社が契約している公認テストセンターの一部は、シスコ認定トレーニングと試験会場の両方を運営しており、トレーニング直後に試験を受けられるため、合格率アップに貢献しているのではないかと思います。
他の試験ベンダと比較してみると、弊社は前日まで受付可能であることに加え、前日までであれば試験日程の変更も可能であるなど、柔軟な体制を整えています。バウチャーの期限切れ直前でも対応できるなど、受験者にとって利用しやすいのではないかと考えています。
――CCNAを受験するための手順や、試験会場の様子について教えてください。
渋谷 初めて受験する方は試験開始30〜40分前と早めに来て、心の余裕を持った方がいいと思います。試験会場に到着したら、最初は認証パッドに署名していただき、顔写真の撮影を行います。その後、写真付き身分証明書とロッカーの鍵をお渡しします。
PEARSON VUE直営試験会場の受付。この奥に試験会場があるが、受付から先は受験者と試験関係者以外は入れない。 |
ロッカーに財布や携帯電話など一切の私物を保管して試験会場に入っていただくことになります。受付を済ませた後は携帯電話の使用や試験勉強も禁止とするなど、厳密な対応を行っています。早めに試験会場に来て参考書を確認したいという方は、近くのカフェなどで勉強していただいています。
畠山 試験は15分刻みで受け付けていますので、試験開始前の都合のいい時間を選んでご来訪くだされば大丈夫です。CCNAの試験時間は110分です。通常、試験業務は週7日間、午前9時〜夜9時頃まで運用をしておりますが、各試験会場により試験運営時間や試験開始時間などは異なりますので、受験する試験会場にご確認ください。
時間内に回答が終われば途中退出でき、途中で手洗いに行くこともできますが、試験に復帰する際には本人確認を実施しています。なお、勤務などの都合で平日昼間に受験できないという方は、夜間や週末にも受験できる他の試験会場を利用いただければと思います。試験が終了するとスコアレポート(試験結果を確認できる)が発行され、合格した場合は後ほど認定証を送付しています。
――ビジネスパーソンにとって、シスコシステムズの技術者認定はどんな価値があると思われますか。
渋谷 世界的に「ネットワークエンジニアが不足している」と聞きます。そのため、シスコシステムズの技術者認定の価値はかなり高いと思います。特にシスコはルータとスイッチを始め、ボイス、ワイヤレス、セキュリティなど全レイヤにわたる資格を揃えていることも大きな強みとなっています。今後、シスコシステムズの資格などと合わせて海外で活躍できるプロフェッショナルな資格を取得すれば、活躍のチャンスを一層広げることができるのではないかと考えています。
畠山 厳しい経営環境の中、今回のCCNAディスカウントキャンペーンを活用して受験している方も多いようです。それだけ、シスコ技術者認定の価値が高いということではないでしょうか。
資格取得に際しては、今後のITの動向を踏まえ、特にクラウドコンピューティングを視野に入れキャリづくりをしっかり行うことが大切だと考えています。さらに、1つの資格だけでなく、シスコ技術者認定などの取得と他の資格との融合を考えた方がいいでしょう。
例えば、工事担任者などの国家試験取得者は、国家試験とはまた異なった即応力の証明としてシスコ技術者認定を取得するケースが激増していますし、また、Linuxの認定資格、LPIC(Linux Professional Institute Certification)を保有するエンジニアの多くが、より幅広い知識を習得しクラウドコンピューティングに対応できるようにシスコ技術者認定を取得されるケースも多いようです。
以前は転職のための資格取得が多かったのですが、現在はスキルの証明として社内で昇進するための資格に変わってきました。いわば本物志向になってきたと感じています。そうした意味でシスコ技術者認定は価値の高い資格だと考えています。
提供:シスコシステムズ合同会社
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT自分戦略研究所 編集部
掲載内容有効期限:2011年4月17日
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