今年も就職活動の季節がやってきた。内定取り消しに採用数激減……2010年度卒の就職活動生はつらい苦戦を強いられたという。2011年卒の新卒採用状況は、去年に比べてどう変化するのか。ITの仕事にはどんなものがあるのか。「IT業界に入りたい」という就職活動生を応援する。 |
毎日コミュニケーションズは毎年、学生に就職活動を「漢字1文字」で表現してもらう調査を行っている。2010年卒の学生で最も多い回答は「苦」だった。2008年と2009年が「楽」だったのと対照的だ。リーマンショックの影響を受けてそれまでの好景気ムードが一転、採用数の激減や内定取り消しが話題になったのを記憶している人も多いだろう。
では、2011年卒学生の就職活動はどうなるのだろうか。昨年と同様の傾向が続くのか、それともより状況が厳しくなるのか。2011年新卒採用とIT業界の採用動向について、就職ナビサイト「リクナビ2011」「マイナビ2011」の両編集長に話を聞いた。
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データから見る2010年卒採用状況 |
まずは、2010年の就職活動状況をデータから振り返ろう。
毎日コミュニケーションズの就職活動状況調査によれば、2010年卒学生の内定保有率は76.0%。前年比11.0ポイントの大幅な減少である。学生全体の平均内定保有社数は1.71社だった。
内々定保有状況(文理男女別) |
文理男女別に見てみると、特に文系女子と理系女子が苦戦したようだ。文系女子は86.2%から72.2%、理系女子は86.6%から71.7%と、全体に比べて落ち込み幅が大きい。一方、最も落ち込み幅が小さいのは理系男子だ。2009年度卒までは90%台を維持し、2010年度卒は6.9ポイントの減少で抑えている。
2010年卒の就職活動は、噂に違わぬ厳しいものであったようだ。では、2011年卒の就職活動はどうなるのだろうか? 「リクナビ2011」「マイナビ2011」両編集長に詳しい話を聞いた。
採用人数はそれほど減らない。しかし…… |
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