■コミュニケーション |
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1週間で実践 論理的会話トレーニング | |||
●高島康司著 ●アスカ・エフ・プロダクツ 2008年1月 ●1470円(税込み) 4-7569-1156-0 |
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私感ではあるが、日本のコミュニケーションとは「察する文化」だと思うことがある。話す側は遠回しにいいたいことをほのめかし、「ああそうなのね」と相手に察知してもらう。雰囲気を醸し出して気持ちがシンクロすれば「通じた」実感が得られるかのようである。そうした空気と調和を重んじる文化の良しあしはさておき、話が通じるか通じないかは話す側よりも察する側に委ねられている。そうした文化で日本人は察する能力は鍛えられているが、説明する能力は鍛えられていないのではないか。 |
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人を動かす | |||
●デール・カーネギー著、山口博訳 ●創元社 1999年10月 ●1575円(税込み) 4-422-10051-3 |
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顧客のクレームに対応するとき、こちらが正しくても抗弁せずに、まず相手の話をじっくり聞いて同意することから始めるならばうまくいくだろう。パートナー社員にプログラムの訂正を依頼したいとき、頭ごなしにいうのではなく、相手が自然と自分の間違いに気付くように導けるならば、あなたの仕事はうまくいくだろう。また、社内の営業担当者の提案を検討するとき、「そんな仕組みは作れないよ」と切り捨てるのではなく、共に考えたうえでその結論に達するのならば、あなたの仕事はきっと、もっとうまくいくだろう。 |
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その上司、大迷惑です。「困った上司」とかしこく付き合う傾向と対策 | |||
●松井健一著 ●すばる舎 2007年8月 ●1470円(税込み) 4-88399-654-9 |
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上司とは部下の上に立つ存在。ならば技量も人柄も「上」であるべき、部下ならそう思いたくなるものである。これは部下としての理想かもしれない。だが得てして現実はそうではない。「なぜ、あんな決断を」「なぜ、きちんと指示してくれないのか」と部下が上司に不満や怒りを抱えていることは多い。 |
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誰でもすぐに身につく上手な話し方 | |||
●斎藤ますみ著 ●日本能率協会マネジメント 2007年6月 ●1365円(税込み) 4-8207-1707-3 |
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いまメールや伝言板といったコミュニケーションツールがすっかり日常に定着している。普段から文字や記号による意思疎通に浸りきってしまうと、生身の人間とじかに話すアナログなコミュニケーションがおっくう、または苦手になったりしていないだろうか。 |
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論理思考の「壁」を破る | |||
●出口知史著 ●ファーストプレス 2006年6月 ●1600円+税 4-903241-03-3 |
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いわゆる「ロジカルシンキング」など論理思考をテーマにした本が最近よく出回っている。本書はその先にある実践的な話だ。論理思考を導き出した後に直面する壁があることを指摘し、それをどう克服するかがテーマとなっている。 |
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相手にYesといわせるSEの英会話「超」入門――シーンで納得!プロジェクトに効くフレーズとコツ | |||
●二上貴夫著 ●技術評論社 2006年5月 ●本体1680円+税 4-7741-2773-6 |
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ITエンジニアとしてプライオリティの高いスキルの1つに、「コミュニケーション能力」がある。システム開発の現場では、顧客企業の担当者としっかりと話し合って要件定義ができる人材、その内容を開発メンバーに正しく伝えてプロジェクトをマネジメントできる人材が求められている。裏を返せば、それだけ「コミュニケーション能力不足」のITエンジニアが多いということ。日本語での「効果的なコミュニケーション」すらおぼつかないのに、ましてや「英語で伝えて」となったらどうすればいいのか。 |
■7月4日のオススメ |
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「なぜか、人の心をつかむ話し方」が身につく本 | |||
●樺旦純著 ●同文舘出版 2006年6月 ●1400円+税 4-495-57151-6 |
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仕事柄、ITエンジニアによくインタビューする。ITエンジニアには比較的寡黙な人が多い。あまり公の場に登場することもなく、開発や研究に専念しているとこの傾向は顕著である。当方としては何とか工夫していろいろと話し掛けるからいいのだが、普段から言葉数が少ないと損をしていることもあるのではないだろうか。 |
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