■技術スキル |
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Webアクセシビリティ――標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践 | |||
●Jim Thatcher、Michael R. Burks、Christian Heilmann、Shawn Lawton Henryほか著、渡辺隆行、梅垣正宏、植木真監修、UAI研究会 翻訳プロジェクト訳 ●毎日コミュニケーションズ 2007年10月 ●3990円(税込み) 978-4-8399-2220-7 |
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「アクセシビリティ」という言葉をご存じだろうか。障害者、高齢者を含めた多くの人にとっての使いやすさを意味する。日本では2004年にJIS規格にWebのアクセシビリティが盛り込まれたことから、官公庁、地方自治体をはじめ民間企業でもWebコンテンツのアクセシビリティを確保する取り組みが行われている。 |
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やさしいJava 第3版 | |||
●高橋麻奈著 ●ソフトバンククリエイティブ 2005年9月 ●2730円(税込み) 4-7973-3182-8 |
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ベストセラー本になったことで、本書の書名だけは聞いたことがあるという方も多いと思う。私も最初はその1人だった。なんとなく、「ベストセラー」「40万部」「第3版」という広告に釣られ、興味本位で手に取ったのが本書との出合い。著者を見ると高橋麻奈氏とあり、以前ブックガイドで紹介した本『プログラムのからくりを解く ルート探索や料金計算はどうやってるの?』と同一人物だったことに驚く。Javaの本が数知れずある中で、引き寄せられたかのようだ。書名からして、分かりやすいに違いないと勝手に推測して手に取ったのかもしれない。 |
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C++クラスと継承完全制覇(標準プログラマーズライブラリ) | |||
●矢沢久雄著 ●技術評論社 2002年9月 ●2499円(税込み) 978-4774115733 |
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C++はアプリケーション開発のみならず、現在では組み込み開発においても非常に需要が高まっている言語である。開発者にとっては、ぜひ学んでおきたい言語の1つであるはずだ。しかし、C言語の経験がある開発者の中にも「C++の理解は難しい」と感じている人は多い。難しいのは、C言語に追加された「オブジェクト指向」の考え方であるらしい。クラスを定義し、継承することの利点が理解できず、挫折してしまうとよく聞く。 |
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インサイドMicrosoft SQL Server 2005(マイクロソフト公式解説書) | |||
●Kalen Delaney著、熊澤幸生監修、オーパス・ワン翻訳 ●日経BPソフトプレス 2007年6月 ●4935円(税込み) 978-4-89100-550-4 |
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「SQL Serverはデータベース管理を自動でやってくれるので、チューニングの余地があまりない」「インターネットだと、SQL Serverの断片的な技術情報しか得られない」。現場でこんな不満を感じたことはないだろうか。本書はSQL Serverの専門的な解説書である。SQL Server 2005を新規に導入する人だけでなく、上記のような不満を持つSQL Serverの経験者にも薦めたい1冊である。 |
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要点解説 ITILがわかる! | |||
●黒崎寛之著 ●技術評論社 2006年10月 ●1974円(税込み) 4-7741-2910-0 |
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「手順書が整備されていないので、何をやるにも先輩に確認しないといけない」「あの人がいなくなると業務が回らなくなってしまう」。職場でこんな不満を感じたことはないだろうか。ITILのコンパクトな解説書である本書は、ITサービスマネジメントに興味のある人だけでなく、属人的な業務運用に困っている若手エンジニアにも薦めたい1冊である。 |
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プログラムのからくりを解く ルート探索や料金計算はどうやってるの? | |||
●高橋麻奈著 ●ソフトバンククリエイティブ 2007年5月 ●945円(税込み) 4-7973-3950-0 |
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プログラミングを勉強し始め、文法が少しずつ分かるようになってきたが、どうも分かっているのは言葉だけで、プログラムの実態がつかめないでいるような気がしてならない。プログラムがコンピュータを動かす仕組みが分かっておらず、文法を覚えても応用が利かないのだ。そんなとき、本書に出合った。 |
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暗号技術入門―秘密の国のアリス | |||
●結城浩著 ●ソフトバンククリエイティブ 2003年9月 ●3150円(税込み) 4-7973-2297-7 |
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Webアプリケーションのセキュリティが注目されるようになって久しい。さまざまな攻撃に対処するさまざまな防御手段があり、特に新しい技術ほど、開発者が意識しなくてもよいように、初期設定などで「ある程度の」安全性が保たれているものが多い。セキュリティ対策が簡単に実現できるように、関数などが準備されていることもある。その結果、関数そのものを覚えただけで、機能やその本質を理解しないままでいる技術者も見受けられる。 |
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組込みソフトウェア開発はなぜうまくいかないのか―開発現場の泥沼から抜け出すために | |||
●岩田宗之著 ●日科技連出版社 2007年5月 ●2730円(税込み) 978-4-8171-9224-0 |
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組み込みソフトウェアに関する講習会を実施していると、企業の教育担当者や受講者から「開発の一連の流れを把握させたい」「担当業務以外の個所も知ってほしい、知りたい」という声を聞く。いままでこのような知識はOJTによって取得されていたが、現在は開発規模の増大や人手不足などの理由により、OJTがこれまでのようにうまく機能していないようだ。このような状況だからこそ、組み込みソフトウェアの一連の開発工程を理解したうえで、自分の担当する業務の役割や他工程との関連を理解することの重要性が高くなっているといえる。 |
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コンピュータアーキテクチャのエッセンス | |||
●ダグラス・E・カマー著、鈴木貢、中條拓伯、仲谷栄伸、並木美太郎訳 ●翔泳社 2007年5月 ●3990円(税込み) 4-7981-0990-8 |
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コンピュータでプログラミングをするということは、コンピュータのアーキテクチャは最低限知っておくことが、暗黙の了解とされていた時期があったように思う。ぼくも当たり前のようにコンピュータのアーキテクチャを学習した。 |
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門外不出のOracle現場ワザ | |||
●五十嵐建平、大塚信男、小田圭二、鈴木博貴、村方仁著 ●翔泳社 2005年6月 ●2730円(税込み) 4-7981-0929-0 |
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書店に行くと、Oracleに関連する書籍がずらりと並んでいる。その多くが分かりやすくまとめられており、どれを買おうかと悩んだ経験のある人も多いだろう。その中にあって本書は、「実践的」という点でほかとは一線を画している。 |
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実践・リスクマネジメント――製品開発の不確実性をコントロールする5つのステップ | |||
●プレストン・G・スミス、ガイ・M・メリット著、澤田美樹子訳 ●生産性出版 2003年12月 ●2520円(税込み) 4-8201-1767-X |
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「予定していた作業時間が、割り込みにより確保できなくなった」「流用できると思っていた既存モジュールが使えないことが分かった」など、プロジェクトではさまざまな問題が発生する。これらの「問題」が発生してから対処するのではなく、発生する前の「リスク」の段階で対策を行うプロセスが、本書の主題である「リスクマネジメント」である。 |
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実践! ITガバナンス/IT統制―ITサービスマネジメントとIT部門再生 | |||
●玉川義人著 ●公人社 2006年11月 ●1995円(税込み) 4-86162-031-7 |
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本書において著者は、ERP、SCM、ITガバナンスに関する豊富なコンサルティング経験を基に、ユーザー企業がITを導入、運用していくためのポイントを解説している。特に昨今のユーザー企業のIT部門の弱体化が企業のITに関するさまざまな問題の根本原因であると述べ、IT部門の再生を訴える。 |
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オープンソースを理解する | |||
●秋本芳伸、岡田泰子著 ●ディーアート 2004年1月 ●1890円(税込み) 4-88648-719-X |
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官公庁や学校、一般企業などでオープンソースソフトウェア(OSS)が積極的に採用され始めている。OSSを扱うシステムに携わるITエンジニアも増えているのではないだろうか。 |
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Seasar2で学ぶ DIとAOP アスペクト指向によるJava開発 | |||
●arton著 ●技術評論社 2006年8月 ●3360円(税込み) 4-7741-2855-4 |
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Javaのサーバサイド技術や、Strutsのようなプレゼンテーション層フレームワークを適用したWebアプリケーション開発は、もはやスタンダードであるといえる。本書は、これらの技術をひととおり学習済みだがオブジェクト指向をあまり意識した開発をしていないという人や、Seasar2やSpringなどのフレームワークを適用したいが「なぜ必要なのか? どう適用したらいいのか?」と入り口で悩んでいる人にお薦めしたい。 |
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72のキーワードから学ぶ実践データベース | |||
●梅田弘之、堀真人著 ●翔泳社 2004年3月 ●2394円(税込み) 4-7981-0606-2 |
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現在、システムはデータベースありきの世界になっている。データベースの知識はアプリケーション開発者、サーバ管理者にとどまらず、システムに携わるさまざまな人の必須要件といえる。新入社員研修においても、基礎となるSQLだけではなく設計などの技術を学ばせたいという声は多い。データベースはシステムパフォーマンスのボトルネックになることも多く、データベース自体の仕組みやパフォーマンスチューニングに関する知識も必須である。 |
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改訂新版 Cisco Catalyst LANスイッチ教科書 | |||
●シスコシステムズ株式会社 LANスイッチワーキンググループ著 ●インプレス 2004年7月 ●4200円+税 4-8443-1973-6 |
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以前、ネットワーク研修の参加者の大半はネットワークエンジニアだった。現在はアプリケーション開発者、利用部門、総務部門など多種多様な職種の人が参加することが多い。この要因の1つとして、業務アプリケーション、音声、WebトラフィックなどすべてのトラフィックがIPとイーサネットLANへ統合されたことが挙げられるだろう。通信トラフィックは必ずLANスイッチ(スイッチングハブ、レイヤ3スイッチ)を通過する。レスポンスが重要なトラフィックフローを守る、障害に備える、組織の改編や統廃合に柔軟に対応する、セキュリティを確保するなど、LANスイッチへの要求は非常に多様化している。LANスイッチの扱い方次第で社内ネットワークのパフォーマンスは大きく変わるといってよい。LANスイッチありきの現在のネットワークにおいては、職種を問わずLANスイッチに関する知識が必要とされているのだ。 |
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Java謎+落とし穴徹底解明 | |||
●前橋和弥著 ●技術評論社 2001年12月 ●2380円+税 4-7741-1361-1 |
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システム開発の現場で使用される、代表的なプログラミング言語の1つがJavaである。書店に行けば数え切れないほどの入門書があるだろう。だが、ひと通り書籍を読んだけれどもいまひとつ分からなかった、何となく分かったような気になったがあいまいさが残ってしまったということはないだろうか。そんなときに手に取ってもらいたいのが本書である。文中にある「この本の対象読者」を引用してみよう。 |
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アプリケーション開発を成功に導く システム基盤の構築ノウハウ | |||
●谷口俊一、澤井良二、石川辰雄、鈴木広司著 ●日経BP社 2005年1月 ●3800円+税 4-8222-2972-6 |
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現在、コンピュータシステムの開発において「システム基盤」の重要性が注目されている。システムに課せられた非機能要件を満たす設計を行ううえで、システム基盤は重要な部分を占める。しかしながら、業務アプリケーションの観点から書かれた書籍(各種プログラミング言語、モデリング手法など)は多くても、システム基盤にフォーカスした書籍はあまり見当たらない。そのような中で本書は、システム基盤に着目し、システム構築の現場に沿った内容が記載されている貴重な書籍である。 |
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ひと目でわかるMicrosoft Active Directory | |||
●Yokota Lab, Inc.著 ●日経BP出版センター 2005年6月 ●2500円+税 4-89100-469-X |
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システム管理者向けの講習会で、「Windows Serverにはこんなにもたくさんの機能があるのですね」といわれることがよくある。Windows Serverでは、サーバを簡単に構築できる多彩な機能が提供されている。その中で最も重要な機能がActive Directoryだ。ドメイン管理者であれば、必ずこの機能を習得する必要がある。Active Directoryを用いることで、社内に散在する何百、何千というユーザーやマシン、共有フォルダやプリンタなどをデータベースに登録して集中管理ができるため、管理者の作業を大幅に削減することができる。管理作業は表示される設定画面にデータを入力していくだけであり、非常に簡単だ。 |
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プログラミングワンダーランドへ、いらっしゃい(2)JSP&サーブレット編 | |||
●山田祥寛著 ●翔泳社 2004年6月 ●2600円+税 4-7981-0491-4 |
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Java技術を使用してWebアプリケーションを開発したい、より本格的にデータベースとも連携させてみたい……。ひと通りJavaの知識を身に付けたITエンジニアであれば、誰しもそう考えることであろう。しかし一体どこから手を付ければよいのだろうか? Javaの文法以外に、データベースやインターネット技術など周辺知識について知っておく必要もあるし、環境を構築するのも大変そう……と、不安は尽きないのではないだろうか。 |
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Virtual PC 2004活用ガイド――for Windows | |||
●藤本壱著 ●技術評論社 2005年2月 ●2180円+税 4-7741-2270-X |
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ITエンジニアがスキルアップをするには、何が必要か。さまざまな意見があると思うが、「手を動かすこと」も必要なことではなかろうか。本書では、Virtual PCを通して「手を動かす」ための各種環境の構築法を紹介している。Virtual PCとはPC/AT互換機の環境をソフトウェアで作り出す製品である。例えばWindows XPを使用しながら同じPCで同時にLinuxを起動することもできる。 |
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新Linux/UNIX入門 | |||
●林晴比古著 ●ソフトバンククリエイティブ 2004年7月 ●3400円+税 4-8171-6164-7 |
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Linuxはソースコードが公開されており、誰でも閲覧することができるため、システムの土台といえるOSの動きを知るには格好の教材である。Linuxはこのほかにもコストメリットがあることなどで注目を集めているが、サーバを管理できる技術者が不足していると感じている企業も少なくない。使い慣れたWindowsと比べ、コマンド操作が中心のLinux/UNIXは「分かりにくい」「難しい」という印象があるかもしれない。しかし、正しい手順で学習すればサーバ管理者になることもそれほど難しくない。 |
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組込みソフトエンジニアを極める | |||
●酒井由夫著 ●日経BP社 2006年4月 ●2800円+税 4-8222-8272-4 |
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デジタル家電やゲーム機器、車載機器から航空宇宙機器まで、さまざまな機器に搭載されているのが組み込みソフト。機能はどんどん高度化し、制御方式も複雑化しているにもかかわらず「開発期間はますます短くなっている」。厳しい世界だからなのか「エンジニア不足」がささやかれているという。ただし裏を返せば、やる気とスキルと知識があれば自分で可能性を切り開き大活躍できる世界でもあるということ。 |
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データベース――シリーズ・経営情報システム | |||
●魚田勝臣、小碇暉雄著 ●日科技連出版社 1993年7月 ●3400円+税 4-8171-6164-7 |
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データベースを学習する若手ITエンジニアは、すべての機能を学習することでデータベース製品を理解しようとしているように見受けられる。これでは、機能が多くなればそれだけ理解するのに時間がかかることになる。データベース製品を理解するためには、データベースの本質を理解した方が効率がよい。すべての機能を検証しなくても、仮説を立ててある程度の機能は推測できるようになるからである。 |
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マスタリングTCP/IP 入門編 | |||
●竹下隆史・村山公保・荒井透・苅田幸雄共著 ●オーム社 2002年2月 ●2200円+税 4-274-06453-0 |
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ネットワークの講習会を実施していると、受講生から「ネットワークは難しいから嫌いだ、苦手だ」という意見をよく聞く。ネットワークでやりとりされているデータや仕組みは実際に見ることができず、イメージしづらいからという意見が大半だ。最近はEtherealに代表されるフリーソフトウェアが登場し、ネットワーク内を流れるデータの収集および解析表示が気軽に行えるため、以前に比べて容易にデータを見られるようになったといえる。しかし仕組みを知らなければ、データは単なる記号の固まりにすぎない。 |
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